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柔術稽古日誌「ほうきバランス」

前回の稽古日誌でも書いた「転がらずに転がる」というのはやってみると結構難しい。

これを行う時のイメージとしては動き続けてる間は脱力状態を維持し続けなくてはならない。

腰を落としたら力が入るのは当たり前と考える人もいると思うが、それは「思い込み」である。

姿勢を保つのにそれほど筋力は必要ありません。
バランス状態
昔、学校のほうきを手のひらに乗せてバランスを取る遊びをやったことがある人は多いと思います。

その時のほうきのバランスを取るのに決して力は必要なかったはずです。

バランスが取れていればほうきを手のひらに乗せたまま移動したり、上下に運ぶこともできたはずです。

それが出来る為に必要なのはほうきの重力を感じるということ。


ほうきバランス
もし手に力を入れてしっかりと握りこんでしまえばほうきはぐらぐらしないけどほうきの動きは固まってしまいます。

しかしほうきを支えている手をとってしまったらほうきそのものを支えるものがなくなってしまうのでパタンと倒れてしまいます。

ほうきを支え、その上で自由に動けるようにするには緊張と脱力のちょうど良いバランスを取る必要があるのです。



人間の身体もそれと同じです。

照明バランス
つまり立つというのは地面の上で身体がほうきのようにバランスを取り続けているということです。

それはどんな姿勢になっても同じで、緊張と脱力のちょうど良いバランス感覚が必要です。

例えるなら部屋の電気が明るすぎると(過緊張)まぶしいし、スイッチを切ってしまえば(過脱力)真っ暗になってしまいます。

片足スクワット
緊張と脱力という真逆の方法をとっていても結果的にはどちらも身動きがとれなくなってしまいます。


ほうきと同じように丁度良く身体のバランスが取れれば片足のスクワットでも殆ど力感なく行うことが出来ます。


そんなの無理だ!と思うひとはまだまだ身体の使い方に「思い込み」が強いかもしれません。

そんな人は自分の思い込みは放棄(ほうき)して、頭の中をさっさと掃いて綺麗にしちゃいましょう。




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9月より月曜日に湯島クラスがオープンします。

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| 稽古日誌 | 14:16 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「転がりながら転がらない」

柔術において転がることの重要性は今までにも何度も書いてきました。

転がるというのは基本であると同時に極意でもあります。

過去の柔術稽古日誌「転がればいい」でも書きましたが、どんな技でも行き詰まったら転がるれば良いのですがいつも転がっていては技になりません。

そこで転がる稽古をもう一歩進めたことをやってみました。

アースする

まずは一人が立った状態で、他の人たちが立っている人の身体に触れて押したり引いたりします。

通常の転がる稽古であれば、立っている人はその力に逆らわずに相手の力を地面にアースして転がれば良いです。


しかし今回の稽古のポイントは「転がりながら転がらない」


グラデーション転がり
一瞬「ん?」となりそうですが要は転がりながらもギリギリで姿勢を残すということです。

立った状態の力を10とするならば転がるというのは力を抜いて最終的に0になるということ。

最初から転がるつもりならば一気に脱力すれば良いのだが姿勢を残すとなると完全脱力するわけにはいきません。

つまみスイッチ
緊張と脱力をスイッチのオンオフではなくつまみを回すように力の微調整が必要です。


この稽古をやってみるとほとんどの人が緊張と脱力のバランスが上手く取れずに緊張の方が強くなりがちです。


全身がバランスよく脱力出来ていないと相手の力を上手くアースすることは出来ません。

脱力と緊張のバランスが悪いと相手の力は途切れとぎれに吸収することになるし、緊張が強すぎると力が途中で止まってしまいます。

そしてなにより脱力しすぎると立つことも動くこともできずにそのまま転がってしまいます。


不必要な緊張は限界まで抜き、姿勢を保ち動けるだけの緊張は残すというバランスがこの稽古の最大のポイントです。

バランスアース

柔術では脱力は重要ですが、そこに意識が向きすぎるとそもそも身体を動かすことすらできなくなります。

動けないということは居つきです。

つまり脱力による居つきというものが起きてしまうのです。


稽古をやり始めたばかりで身体の緊張が強い人は脱力だけを意識しても良いですが、ある程度稽古が進んできた人は、脱力と緊張のバランスも考える必要があります。

動き回る為には必ず最低限の筋力が必要であり、その動きのなかで最大限の脱力を目指します。


「転がりながら転がらない」というのも言葉としては矛盾していますが、柔術においてはこういった矛盾した身体の使い方を矛盾せずに使いこなすという感覚が必要です。


皆さんは脱力したまま緊張することはできますか。


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| 稽古日誌 | 16:28 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「お辞儀崩し」

今、稽古でやっているのはお辞儀による崩し。

稽古の方法としては正面から胸に手を当ててもらい、お辞儀をして相手を崩します。

しかしお辞儀の時に相手の腕がつっかえ棒のようにぶつかって動きを止められてしまいます。

これは当たり前と言えば当たり前。
倒さない

ではどうするか。


身体を前に倒す、つまり相手に寄りかかるように押すから相手とぶつかるのですから前に押さないお辞儀をすれば良い。

その際のお辞儀のイメージは頭を下げる(下ろす)という感覚で行います。

頭を下げる為にまず必要なのが頭と体幹部(身体)の分離。

頭を上下に動かしてみます。
頭の上下
この時のポイントは頭だけを上下させること。

首の緊張が強い人は頭の上下運動の時に身体が一緒に動いてしまいますのでしっかりと首を緩めて行うこと。


頭というのはとても重くて5キロ位あり、それは大玉のスイカ位あります。

そんな重いものを首だけで支えているのですから首の緊張を取るのは難しいかもしれません。


しかし逆に言えば、首の緊張さえ緩めて頭を下ろせば、その重さで勝手に頭がおりて身体がお辞儀してくれます。

スイカ頭
身体を前方に押さずにお辞儀をするのにいくつかイメージの取り方があります。

・身体をじゅうたんのようにクルクル巻くようにお辞儀する。

・背骨を一骨ずつ倒しながらお辞儀をする。


どんなイメージを使うにしてもなるべく頭が重力方向に従うようにお辞儀をして前方に倒れたり相手を押すような動きを出さないことが重要です。

じゅうたん

動きの順番としてはまず首を緩めて頭を下に向け、それから頭を真っ直ぐ下ろすように床に向かってお辞儀します。



慣れてきたらお互いに両肩を組んだ状態からお辞儀をして相手を崩します。

両肩崩し
身体の動きは先ほどと全く一緒なのですがお互いに肩を組むとつい相手を前に押したくなったり自分の腕で相手を崩したくなってしまうので注意。

あくまでもお辞儀の動きだけで相手を崩すのがポイントです。


「実るほど頭を垂れる稲穂かな」なんて言葉がありますが、技が上達するほど頭を垂れることの重要性がわかってきます。

| 稽古日誌 | 12:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「呼吸初動による崩し」

まずは静止している自動車を押して動かすことを考えてみてください。

当然、簡単には動かない。

しかしがんばって押して少しずつでも動き出せば段々押すのが楽になってきます。

車を動かす
これは台車でイメージしても同じでどんなに重い荷物を乗せていても、動き出しは大変でもいったん動き出せば台車を押すのにあまり力は要りません。

これはいわゆる慣性の法則「すべての物体は、外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける」というものです。


技においても静止している相手の身体を動かすのは大変だけどバランスを崩して動いている身体であれば、指一本の力でも簡単に動かすことが出来ます。

そういう意味ではモノも身体も最初の動き出し、初動をいかにつくるかというのがポイントになってきます。

ではどうやってその初動を作るかとなるとモノと身体ではアプローチの仕方が真逆になります。

モノを動かすには加える力が大きいほど良いですが、人間の身体は外部からの力が強くなればなるほどそれに比例して抵抗する力が増えてきます。

つまり身体を動かすには力としては弱ければ弱いほど良い。


そこで呼吸です。


意識的な筋肉の運動に比べて呼吸による動きは殆ど筋肉を使わない非常に微弱な力です。

それと前回の稽古日誌でも書いたように筋肉による動きは部分的であり一方向性ですが、呼吸による動きは全体的であり多方向性です。

すると相手にしてみればただでさえ小さな力で反応出来ないのに、動きの方向すら捉えることが出来ないので抵抗どころか反応も出来ません。


正面から相手に腕を掴んでもらい呼吸をします。

この時にあくまでも呼吸によって起こる身体の動きで初動をつくるので、意識的に胸をふくらませたり肩を動かして呼吸をしないように脱力状態をキープします。

もし呼吸をしても相手の身体に何の動きや反応がなく動かなければ単純に力が入りすぎです。
まずはしっかりと脱力した状態をつくれるようにしましょう。

呼吸初動
呼吸による動きが出たらそれに合わせるようにゆっくり腕も伸ばしていきましょう。

すると相手は簡単に動いて崩れます。


呼吸初動による崩しは上手く出来るほどにお互いに何もしていないのに動いたり崩れたるので非常に不思議な感覚です。

手応えがない分、わかりづらい感覚かもしれませんがぜひその息遣いを感じれるようにしましょう。




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| 稽古日誌 | 15:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「呼吸で動く」

現在、柔術新理論の全体像をまとめているのだが、その理論を稽古のなかで検証すればするほどまた新たな発見があるのでなかなか進まない。

ベースとなるのが経絡などの東洋医学で、鍼灸師など元々東洋医学に携わっている人にはわかりやすいが全く知識がない人には逆にとっつきづらい部分もある。

とはいえ八光流柔術はツボや経絡などの東洋医学を元にした皇方指圧が最初から技術体系として組み込まれた武道。

そういう意味では八光流と東洋医学の知識は切っても切り離せないものなのです。

先日行った施術家・セラピスト向けのワークショップではこの新理論による身体の使い方の実証実験となりましたが予想以上の効果がありました。

とりあえずもう少し時間をかけてじっくりとまとめていく予定です。


さて、それはそれで稽古の中で今気をつけてやっているのが「呼吸」

今までにも門人からは呼吸の仕方など聞かれることもあったが「呼吸は自然にやってればいいよ」と言ってきた。
なぜなら呼吸を気にしすぎて身体の動きが不自然になるのを避けたかったからです。

しかし新理論では呼吸もかなり重要な要素となるので全く触れないわけにはいかなくなり最近は少しずつ呼吸の仕方についても稽古で触れるようになってきました。


柔術ではなるべくならよけいな筋力は使いたくないので、出来れば最小値の力で動くことをベストと考えます。

最小値の力で動くために利用するのが主に重力。

腕は力を抜けば落下するし、膝を抜けば身体は沈む。
つまり重力を利用すれば筋力の力は使わずに動くことが出来ます。

実際、柔術の技の多くはこの重力を利用したものが多い。

そしてもうひとつ力を使わずに動けるのが呼吸。

無意識の動き例えば普通にリラックスして立った状態でゆっくりと呼吸してみます。

すると呼吸に合わせて身体がわずかに動いていることが分かるはずです。


この時の身体の動きというのは肩を持ち上げよう、腕を下げようといった意識的な筋力を使わずに起こる動きです。

もちろん呼吸の際に筋肉を全く使っていないのかと言えばそういうことではありません。

重要なのは身体の動きが意識しておきているか無意識におきているかという点。



それから呼吸による動きの特徴として多方向性というのがあります。

例えば筋肉を使った動きというのは部分的にしか動きません。

全身呼吸
右手を動かそうとしているときは左手や足は動かないし、その右手の動きは必ず動かす方向というものがあります。

対して呼吸による動きは身体全体に及び、だからこそ多方向性の動きになります。

だから呼吸による崩しは相手にとって力の方向性を捉えることが出来ないので簡単に崩れてしまいます。

実際に呼吸を使った技の稽古方法は次回に書きます。

豚に真珠
何はともあれ呼吸を学ぶ上で重要なのはまずは脱力です。

結局の所、脱力がある一定レベルが達していないとどんな技術も宝の持ち腐れであり猫に小判であり豚に真珠に馬の耳に念仏、犬に論語、蛙の面に水、柳に風、のれんに腕押し、ぬかに釘・・・・あぁ、段々わけわからなくなって混乱してきた。


深呼吸しなくちゃ、すぅ~、はぁ~・・・・。



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| 稽古日誌 | 13:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「脱力はしない」

柔術ではどんな技でも脱力は必須だが、やればやるほど難しいのが脱力でもあります。

電気オンオフ1
脱力をする際に気をつけなければならないのは「力を抜こう、抜こう」と頑張りすぎないこと。

ほとんどの人が緊張と脱力を電気のスイッチのオン・オフように捉えている。


緊張させるときはスイッチのオンを押して電気をつけ、脱力させるときはオフのボタンを押して電気を消す。

イメージとしてはわかるけれど、これだと緊張も脱力を「する」ことになってしまいます。

実際には電気はスイッチを押した時だけにつくもので、何もしなければ電気は消えているということをイメージしましょう。
電気オンオフ2

こうすれば緊張というのは「する」ことですが脱力に関しては「しない」ことというのがイメージ出来ると思います。


脱力には姿勢も大事です。

悪い姿勢だとどうしても無駄な緊張が出てしまうので、稽古の時は壁などを使って身体を真っ直ぐにした姿勢を作って脱力出来る姿勢を作ったりします。

その姿勢は脱力しやすくする為の姿勢なのですから、居着いていない状態が前提です。

ところがその姿勢を意識しすぎて身体が動いて変化しないようについつい固めてしまうのです。

これは水中でボールを押さえていて(緊張)、その手を離せば水面にボールがぷかっと浮いてくるよ(脱力)と教えているのに、その浮いたボールを今度は動かないように押さえつけている状態です。
浮かぶボール1

ボールが浮いた状態が脱力した良い姿勢なのですから、そのまま水面に浮かばせておけば良いのです。
浮いてきたボールをその位置に押さえ込んでしまっては元も子もありません。
浮かぶボール2

脱力している良い姿勢というのは鋳型にはめるように作るのではなく、身体が自然に戻ってくる場所でなければなりません。

その姿勢をここかな、そこかなと厳密に探そうとすればするほどわかりづらくなります。

ねじられたゴムは加えた力を抜けば自然に元の位置に戻る。

同じように脱力した楽な姿勢というのは緊張した状態からふっと脱力すれば自然にもどるのです。
捻れを戻す

脱力は「する」のではなく「しない」こと。


そして脱力の姿勢というのは「つくる」のではなく「もどる」ということを意識しましょう。







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5月3日ゴールデンウイークに開催決定

<定員残り5名>


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| 稽古日誌 | 11:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「浸透する力」

柔術では強い力よりも弱い力の方が相手を崩しやすいんだよと言ってもそれを実感するのは難しい。

そこで稽古の時に「浸透する力」に関して説明をしました。

腕をガッチリ緊張させた状態でテーブルなど台上に手を置いてそれを上からグッと押さえつけてもらいます。

すると押さえつけている力は腕の接触面でぶつかっています。

力の浸透1
その状態からスーっと腕の力を抜いてみましょう。

そうすると上から押さえつけている力が腕の中を素通りしてテーブルに流れていきます。

どんなに力を入れて押さえつけても、腕は全く力を入れなくてもテーブルが勝手に力を受け止めてくれます。


同じようなことは壁を背にしてもやってみましょう。

正面から胸を押されて、胸にぐっと力を入れてこらえると力がそこでぶつかって止まりますが、力を抜くとその力は背後の壁に流れていってしまいます。



つまり力というものは緊張するとそこでぶつかって止まってしまうが、力を抜くと身体の中を通り抜ける性質があるわけです。

だから技を受ける時はなるべく力を抜いておけば相手の力をどんどんアースして流すことが出来るわけです。

力の浸透2
では、今度は視点を変えて技をかける側から考えてみましょう。

相手が緊張していると力が浸透しないわけですから、相手の緊張を誘発しなければ良いわけです。


相手の胸を素早く力強く押すではなくゆっくりと弱い力で押すと、その力は相手の中に浸透していき簡単に崩すことが出来ます。

例えば、水面を勢い良く叩くと非常に固い物体になりますが、ゆっくりと手を入れていけば全く抵抗もなく水面の中に入っていきます。


検証としてこんなことをやってみます。

正面から胸に触れ、なるべく力を抜いたまま腕がゆっくりと伸びて相手の背中まで届いたようにイメージします。

その相手の背中にはボタンがあって、そのボタンをぽんっと押してみましょう。

背中のボタン
すると相手は背中から弾かれるように崩れていきます。


これを使えば、相手の身体の好きなところに力を浸透させて当身を与えることも出来るようになります。


人間の身体は60%が水分です。

水の中にゆっくりと手を入れるように力を浸透させて行きましょう。


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| 稽古日誌 | 09:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「膝で支える」

重さを感じることについて少し前に書きましたが、今回はその重さを身体のどの部分で感じ取れば良いかというはなしです。

例えば棒などを持って腕をぶらんと脱力しておきます。。

そうすると棒の重さは下半身(膝)で支えることになります。

棒の重さ
しかし棒を前に差し出すと棒の重さを腕力だけで支えようとしてしまいます。

そうすると腕と身体が切り離された状態になってしまいます。


例えばこんなことをやってみます。

棒を両手で持った状態で正面から手を掴まれます。

まずは棒を腕力だけで支え、そこから膝を抜きます。

すると膝を抜いても腕は落ちてくることはなくその場に残ってしまいます。

膝で支える1
次に棒の重さを腕ではなく膝で支えた状態にしてから膝を抜きます。

今度は膝を抜いた瞬間に棒を持っている腕も一緒に落ちてきて相手は崩れます。

やってみるとこの差は歴然です。



膝で支える2技の時に自分の腕がその場に残ってしまうという事はよくありますがその原因を「力を抜いているから手が残ってしまう」と考えるのは間違いです。


腕と身体が一緒に動かないのはむしろ力が入っているからなんです。

さらに付け加えると力が入ってるから腕と身体が切り離されてしまうのです。

力が抜けて腕の重さをちゃんと身体で感じることが出来れば膝を抜いた時に必ず腕は一緒に落ちてきます。


稽古日誌「重さを感じる」でも説明したとおり、重さというのは力を入れれば入れるほど感じづらくなり、力を抜けば抜くほど感じ取ることが容易になる。


そういう意味では、何もせずにじっとしている時の方が力も抜きやすいし重さを感じることも楽です。


でも、それでは技にはなりません。

力が抜けた状態、重さを感じた状態を維持しながら動けてこそ「技」です。

棒の重さ2
棒はどこに動こうが棒そのものの重さが変わることはありません。

例えば棒を色々な位置で持ってみた時に体感する棒の重さが変わってませんか?

持つ位置によってわずかかもしれませんが棒の重さが変化するのではないでしょうか。

この変化した分がそのまま緊張なのです。


重さは変化しない。

変化するのは力である。

| 稽古日誌 | 09:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「挟む」

柔術の技は相手に触れることで成立するが、力の強弱や動きの方向等の情報は接触面を通じて当然相手にも伝わる。

技においてはなるべく相手にそういった情報がバレないようにしたい。

とはいえ接触面の情報を完全にシャットアウトするのは難しい。

そこでこんな稽古をしてみた。

重心移動で崩す時に相手にバインダーなどを胸に当ててもらいますそのバインダー越しに技をかけます。

直接相手の胸に触れないので、触られている人は力の強さや方向がつかむことが難しく簡単に崩されてしまいます。

非常に単純な方法ですが効果的です。

バインダー挟む力の分散

うまく出来たら今度はバインダーのかわりにタオルを胸にあててやってみる。

今度は柔らかい素材のでタオル全体に均圧に力をかけるつもりで丁寧に柔らかく行う。

実際にやってみるとわかりますが、バインダーよりタオルの方が手の動きが伝わりやすいので難しい。

逆の言い方をすれば挟むものが固くて厚み大きいものほど簡単に相手を崩しやすいとも言えます。

例えばミットを持った相手にパンチをしてもその衝撃はミットが吸収してしまいます。

しかし柔術の崩しということであればミットの厚みは全く関係ない。

先ほどのバインダーと同様にこちらがミットに触れても、相手はこちらの手の感触から力の方向を探ることが出来ないのだから。

もうひとつの例としてイラストのようにぴったりと胸をつけた状態で何人か並んでもらいます。

一番後ろの人以外は先ほどの挟まっているバインダーと同じ役割です。

この状態で重心移動で崩しをかけると一番後ろの人が崩れます。

一見すると不思議な現象のように見えますが柔術の崩しから考えれば当然の結果です。

ミット挟む人間挟む


では今度は自分の右手を相手の胸に挟みます。

この状態で左手で相手を崩します。

今までの感覚と同じであれば相手は簡単に崩れていきます。
手を挟む
ただし気をつけなければならないのは、右手はあくまでもバインダーの役割なので、一切何もしない事。

両手を重ねた状態で両手とも動かしてしまったら挟んだ意味がなくなってしまいます。

最終的にはこの挟んでいるモノが自分の皮膚として捉えられればOKです。

皮膚を挟んでいるという感覚を捉えるのは難しいけど、バインダーなどを使って段階的に身につけていけば少しずつわかってくると思います。

挟む感覚でかける技。

とりあえず、これをサンドイッチテクニックと名付けよう。

| 稽古日誌 | 09:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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柔術稽古日誌「皮膚感覚の性質2」

前回からの続きで、今回は皮膚感覚の性質のもうひとつ、反応の早さについて。

五感の中でも触覚というのは反応が早く皮膚というのは非常に敏感に刺激を感じ取ることが出来ます。

中でも特に手のひらは敏感な場所です。

これは相手の動きを探るという意味では非常に高感度のレーダーとして働きますが、逆に相手に自分の動きを悟られやすいということでもあります。

自分の情報は相手に気づかせずに、相手の情報はキャッチ出来るようにならないと、技においてはまさに手の内がばれるというような状態になってしまいます。


皮膚には刺激の種類によって違う受容器があるのでひと並びには言えないのですが、皮膚表面に起きた弱い刺激は触覚、そよりも深部に加えられる強い刺激を圧覚といいます。

そしてそれよりもさらに刺激が強いのが痛覚になります。

刺激の強さで比較すると触覚<圧覚<痛覚となります。


ここでポイントとなるのは触覚に対して痛覚というのは反応が伝わるのが遅いんです。

例えば歩いていて足をぶつけた時にます「あっ、ぶつけた!」という触覚がまず伝わり、次の瞬間「痛え~!」と感じます。

時間的にはほんのわずかの差ではありすが、柔術の技としてはこのわずかの差は天と地ほどの違いになります。
痛覚は遅い


触覚の刺激は弱ければ弱いほど相手は早く反応しますので柔術の技的には痛覚よりも触覚に働きかける方が効率的です。

逆の言い方をすれば痛覚というのは刺激を強くすればするほど相手の反応は悪くなると言えます。


一般的には相手を5センチ押して崩れなければ7センチ、足りなければ10センチと押す距離を増やします。
痛覚グラフ
同様に100グラムの力で押して動かなければ150グラム、200グラムと力を強くしていきます。

しかしこれは物理学ならば正解でも生理学としては間違いです。


5センチ押して崩れなければ3センチ、それでも崩れなければ1センチ。

100グラムで動かなければ50グラム、それでも動かなければ10グラムというよりより小さく、より弱くすることで相手が崩れやすくなるのです。

肌パック

触覚の性質がわかれば当然のことですが、これって理屈でわかっても体感しないと理解するのは難しいかもしれません。

でも、うちで稽古している門人達にとってはこの感覚は皮膚だけにまさに肌で感じていると思います。

何はともあれ技の感覚は頭でなく身体で感じることが第一です。


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