ブログパーツ

2015年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年11月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

柔術稽古日誌「膝の抜き」

最近の稽古は基本的に「つながる」をベースにして行うことが多い。
ただつながる感覚を得るためにはそもそも脱力が出来ていて身体の各部位によけいな緊張がない状態である必要があります。

この脱力というのは柔術で言えば「抜き」が出来ているかどうかということになります。

「抜き」に関しては『柔術のひみつ』第二回「抜き」を参照してください。


今までにも散々繰り返し言っていますが抜きは落下ではなく「状態」です。

特に膝の抜きに関しては、膝の落下(膝カックン)を抜きと思ってしまう人が多い。
もちろん膝の落下も膝の抜きの一種ではあるが、決してイコールではない。

落下しないと膝の抜きが出来ないとなると逆に言えば静止している時は抜きが出来ないということになります。
しかし柔術で求める抜きは状態なので動いていようが静止してようが膝を抜くことが出来ます。

ではどういった状態が膝の抜きになるのか。

体重計
例えば両足それぞれを体重計の上に乗せた状態で膝の曲げ伸ばしをしてみます。

膝の抜きが出来ていれば、膝の曲げ伸ばしを繰り返しても体重計の針は動きません。


しかし膝の落下、いわゆる膝カックンで同じことをすると膝が曲がった瞬間に体重計の目方は急激に減り、膝が伸びる時は目方は一気に増えていきます。

先程も言ったようにこれでも膝の抜きの一種ですが、この方法では膝の抜きが成立しているのは体重計の目方が減った一瞬だけです。


柔術における膝の抜きは、技をかける前も、かけている最中も、技が終わったその瞬間も、ずっと変化せずに状態として続いています。

膝の抜きを行う時は膝の落下の勢いで行うのではなくできれば等速でゆっくりと出来るように稽古していきましょう。


といってもあんまり膝の抜きを意識しすぎるとかえって動きがギクシャクして身動きがとれなくなるので注意。


そういうのはまさに、抜き差しならない状態、ですから。

| 稽古日誌 | 21:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT