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脳無しのすすめ

コンピュータにおいて複数の仕事を同時処理して実行するのをマルチタスクと言います。



作業効率的にはマルチタスクというのは便利ですが、人間の脳はマルチタスクに向いていなく並行作業をするとかえって効率が悪くなります。

日常においても色々な作業を同時処理しようとすると全部が中途半端になってしまったという経験はあると思います。



このことは稽古においても同じです。


初心者は技の時に気をつけなくてはならない部分はたくさんあります。

「肩の力を抜く」

「姿勢をまっすぐ」

「視線は前に」

「地面を蹴らない」 等々。



どれも大事なポイントであるけど全部こなそうとするとなかなか上手くいかない。

そもそも最初に言ったように人間はマルチタスクは向いていないのですから、こんな時はテーマをひとつに絞ってシングルタスクでじっくり取り組む方が良いわけです。




しかし柔術の高度な技においては身体が複数の処理を同時に行われなくてはいけません。



でもマルチタスクは無理なんでしょ~っ!となりそうですが、人間が苦手なのはあくまでも脳の複数処理。




人間はスマホしながら歩いたり、テレビを見ながらご飯を食べるといったいわゆるながら作業は可能だが、脳は疲労しやすく複数の作業に割り当てるほど作業効率が悪くなり注意力散漫になります。




だから先ほどの「肩の力を抜く」「姿勢をまっすぐ」「視線は前に」「地面を蹴らない」等も脳を使わず身体に習慣化づけてしまえば良いのです。


そうやって身体の動きの殆どを無意識に使えるようになると、脳は能力を温存したままフリーな状態になるので余裕をもって自分や周りを俯瞰して眺められるようになります。


この脳のフリー状態でのパフォーマンスがゾーンと言われるものなんじゃないかなと思います。


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柔術初心者は稽古時に良く「脳が疲れた」という表現をします。


これは言葉通り脳をめいっぱい使ってしまっているからです。



技が上達するほどに脳を使わずに身体を動かせるようになります。


さあ、脳無しを目指しましょう。

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