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2019/5/3「肩の力を抜く」セミナー

5月3日は「肩の力を抜く」セミナーでした。

今回のセミナーには自著「肩の力を抜く」を読んで興味を持ってくれた方が多かったので柔術に興味を持った人だけなくオペラやボイストレーナー、治療関係の人などとてもバラエティに富んだ参加者が集まったセミナーになりました。

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1人1人と対話しながら進めていきたかったので今回は定員も6名と少なめに設定しましたがこれは正解でした。

セミナーの内容がきっちりとマニュアル化されていれば良いのですが、私の場合は参加者との場の雰囲気を感じながら中身をどんどん変化させていくので今回位の人数はやりやすかったですね。

とはいえ、セミナーの前には毎回10分刻みでタイムスケジュールをきっちり作り込みあれやろう、これやろうと準備だけはしているんですけどね。

しかし蓋を開けてみるとやろうと思ったことの半分以上はやってないし、予定していなかったことをやっていることも多い。

伝えきれなかったことは次回に教えるという場があれば良いのですが、セミナーは一発勝負。

この辺りは「あれも伝えたかったなー、これも伝えたかったなー」と毎回反省する部分ですね。

実際に一回のセミナーで伝えられる部分は本当に限りがあるのですが、身体の使い方に興味を持っていただく為のきっかけにはなれたんじゃないかなと思います。

実際、セミナー後に個人指導を受けたいという方や道場に入門したいという方もいらっしゃって、そういう風に興味の幅を広げていってくれるのはとても嬉しいですね。
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今回のセミナーでやったことは身体のコントロールについて。

脱力といっても力を抜くだけではなく、むしろ力の入れ方も学ばないと駄目ですよという話。


身体の動きで大事なのは「無駄な力を抜いて、必要な力を入れる」というバランス。

だからこそ身体のどこに力を入れて、どこの力を抜くというところまでしっかり意識してトレーニングしないと片手落ちになってしまいますという話をしました。

「肩の力を抜く」の本の中でも解説していますが、片足スクワットも力だけでやるのではなくあくまでも力のバランスとして行う。

うまく力のバランスが取れていれば、一回の片足のスクワット上下を10秒~20秒位かけてやるのは難しくないです。

それとこれも本の中で紹介しているバランスボードもやってみました。

ポイントは座骨で立つという事。

感覚がつかめれば両足で立った状態だけでなく、お尻や正座でも同じようにバランスを取ることが出来ます。

この時もあくまでもバランスを取るのは座骨以下の下半身であり上半身はリラックスしてなければなりません。

全身が脱力してしまえばバランスボードの上に立つことも出来ないし、全身が緊張していてもバランスを取ることが出来ない。

はじめて挑戦した人たちはほぼ間違いなく上半身に力を入れてしまいますね。
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セミナーの後半では柔術の技も体験してもらいました。


これもポイントは力のバランスで、力の入れ具合と抜き具合、その為には身体のどこを動かしどこを動かさないか。

これをしっかりと意識することで身体の使い方が変化することを体験してもらいました。

説明としては力のアース、つながる感覚というのもここで解説しました。


最後は参加者の感想をいただきセミナーは終了。


最初にも書いたようにセミナーは一発勝負なのでプレッシャーやストレスも結構あります。

でもストレスを受けるからこそそれに取り組み、終わった後の成長も大きい。

セミナーをさせていただくことで今まで顕在化していなかった知識のアウトプットも出来て、今後の自分自身の課題も生まれました。


参加された皆さんのおかげでまた一歩成長することが出来ました。

ありがとうございます。




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