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手話と表情

私は手話を学んでいます。

手話というのは言語であり、英語やドイツ語、フランス語のように手話は日本語とは違った外国語のひとつだと思ってもらえればいいかと思います。


ところで、以前にこんな話を聞いたことがあります。

ある日本人家庭に外国からホームステイの子が来た。
日本人家族はなんとかコミュニケーションを取ろうと片言の外国語を話すがなかなか通じずに四苦八苦。

夜遅く、その家のおばあちゃんが、ホームステイに来た子と二人で仲良く話している。
家族がびっくりして話している様子を観察してみると・・・

おばあちゃんは外国語ではなく、いつも通りに日本語で話しかけているだけなのにその子とはコミュニケーションが取れていたそうだ。

家族は一体なぜ?と不思議そうにその風景を見つめていたそうだ。


コミュニケーションというのは通常は音声言語が主でありながらも、それだけではなく表情や身振りなども大事。
たとえ言葉が通じなくても、相手が怒ったり、笑ったり、真面目な顔や悲しい顔など表情の雰囲気で相手の感情を読み取ることは出来ます。

この日本人家庭の人たちは外国語を使おうと一生懸命になったばかりに、表情がとても不自然になっていたのではないかと思います。
聞き取りづらい発音にくわえて、相手の表情が無表情だったり、ずっとニコニコしたままでは相手の感情はうまく読み取れません。

ところがおばあちゃんは外国語ではなく、いつも他の人に話すようにその子に話しかけた。
だから言葉は通じなくても、自然な表情や雰囲気からなんとなく相手の伝えようとしていることがわかったのではないでしょうか。


手話と言うのは「手の動き」ばかりに気をとられがちなのだが、実は表情というものがとても重要なのです。
文法としての口や目の使い方、眉の上げ方など細かい事は今回は置いておいても、自分の「気持ち」というものをしっかり表情で出すということもとても大切なのです。

私自身、手話を学び始めの頃は、どんな手話でも全部ニコニコした顔のままやっていて相手に通じないということがよくありました(^^;)

「あんころ猫の手」の「手」は手話の「手」でもあります。
これからも自分のペースで一歩ずつ進んで行きたいと思います。

| 手話 | 18:17 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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