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さざなみのよる

著者 : 木皿泉
河出書房新社
発売日 : 2018-04-18
この本の主人公である小国ナスミのとその周りを取り囲む人達の人生模様。

小国ナスミが人生という水面に落とした小石の破門は、生きている時も死んだあともゆっくりと影響していく。

木皿さんの小説は好きですが、この本もとても感動的で涙腺がゆるみっぱなしでした。

もともと脚本家ということもあってまるで目の前で映画を見ているようなわかりやすい感覚で読めます。

人生につまづいた時は小国ナスミの言葉をつぶやくと良いかもしれません。

「まだ、生きてるし」

とても良かったです。

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