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まっすぐしゃがむ

八光流柔術の身体の使い方のひとつとして「まっすぐにしゃがむ」というのがあります。
言葉通りなので特に説明は要らないと思うが、実際にやらせてみるとコレが意外と出来ない人も多い。

その理由の一つは「力が抜けていない」ということ。
力が抜けていないとしゃがむ時に下半身を緊張をしながら膝を曲げてしまいます。
しゃがむ時は柔術の用語で言うと「膝を抜く」ことが大事なのだが、力が抜けていないと「膝を曲げる」という動きになってしまいます。

「抜く」と身体は重力にしたがって自由落下するが、「曲げる」と大腿部の筋肉を緊張させながら身体を落としていくのでブレーキをかけながら落下していく感じになります。
上手く出来ない人が力を抜いてしゃがむ方法としてはなるべく踵重心にしてしゃがむようにするとやりやすくなります。

そしてもうひとつ意外と見落としがちなのが「実はまっすぐしゃがんでいない」という問題です。

下の図を見て下さい。
まっすぐしゃがむ為には、図の立った状態から骨盤部分が地面に垂直に落下していくことが大事です(A)
ところが、膝を曲げるときにこの骨盤が斜めに落下していく人が非常に多い(B)
また、膝を曲げながらお尻を後ろに突き出すクセがある人も同様に骨盤が斜めに落ちてしまいます(C)

syagamuzu


骨盤を真っ直ぐに落とす為には、膝だけでなく股関節の抜きも重要になってきます。
股関節の力が抜けない人は骨盤が前傾や後傾しやすく、真っ直ぐに骨盤を落下させることが出来ません。
とりあえず感覚をつかむ為には膝カックンのように股関節も瞬間的に脱力してみてその場にぐしゃっとつぶれるようにしてしゃがんでみて練習してみてください。

上記の点に注意しながらまっすぐにしゃがめる動きが出来るようになってきたら今度はその動きを二人で組んで確認してみます。

【確認1】

背後から羽交い絞め、または両肩をつかんでもらう。
その状態でまっすぐにしゃがんでみる。
相手と衝突せずスムーズにしゃがむことが出来ればOKです。
感覚が掴みづらい場合は、最初はわざと骨盤を斜めに落ちるようにしゃがんだあともう一度今度は骨盤をまっすぐに落下させてみる。
二つの感覚の違いや身体に起きる変化をよく観察してみる。
また羽交い絞めしている相手も骨盤の落下の違いでどのような変化が起きるかよく感じてもらいます。


【確認2】
真っ直ぐにしゃがめるようになったら、応用の技も試してみましょう。
骨盤は真っ直ぐ下に落とす動きに、膝を前方にスライドしていく動きを加えると二つの力の方向が合わさり斜め前方に向かう力の方向が出来ます。
nanameotosi
やり方は正面で片手を相手に両腕でつかんでもらい、相手の足の間を通すように腕を伸ばしていきます。
その時に膝は前方に、骨盤は真っ直ぐに落とすます。
こうすることで相手は尻餅をつくように簡単に崩れていきます。

慣れないと膝と一緒に骨盤も斜め方向に落ちてしまいますので、骨盤を真っ直ぐに落とす感覚がしっかり保ちながら膝を前方にスライドしていきましょう。

身体の使い方の違いがわかりづらい場合は、骨盤を真っ直ぐに落としたときとそうじゃない時を比較してみてどちらがよりスムーズに身体が動くか、また相手には動きを変えた時にどのような感覚が伝わるかなどの変化をよく観察しながら試してみてください。

「まっすぐにしゃがむ」は色々応用できる動きが沢山あるのですが、とりあえず今回はココまで。
今回の記事の反応がよければ、また続きを書きますね(^。^)


今回の動きに関わらず柔術の稽古で大事なのは「出来る」「出来ない」ではなく変化を感じることです。
自分の動き方を変えたときに身体はどのように変化するか、また相手はその動きの違いにどんな変化を感じるか。
そういうことをお互いの感覚をフィードバックしながら伝え合うことが稽古になります。

| 八光流柔術 | 22:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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