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2010/11/26稽古日誌「経絡の『先』」

今回の稽古は、同じ松戸市内の宮本師範の道場からTさんが出稽古に来て一緒に稽古しました。
実は松戸市には3つの八光流柔術の道場があります。
師範同士のつながりも強く、私の道場には昨年の開設以来小針師範がいつもお手伝いに来てくれています。
ですので各道場の門人達も機会があるとこのように別の道場に出稽古などもしています。

さて、今回は木曜日の別のクラスでやった「先」を動かすというのをこのクラスでもやりました。
基本的なやり方は、この前の日記に書いた通り。

金曜クラスの人たちは皆入門して1年以上のベテラン揃いなので「先」の取り方もより細かくまた応用範囲も広げてみっちりと(笑)

小腸経ライン
ところで八光流柔術というのは経絡武道と言われるように経絡や経穴を使用した技が多いです。
そして技のコツとしてもこの経絡という概念が使われたりします。

例えば引き投げの形の時に「小腸経で技をかける」という言い方があります。
これは実は相手の「先」を取る動きになるのです。

小腸経というのは小指から腕にかけてのラインです。
これを意識して引き投げをすることによって相手の「先」を動かすことができるのです。
ちなみに大腸経という親指から腕にかけてのラインがあります。
ここで引っ張ろうとすると相手に「中」にぶつかってしまう。

意識的に大腸経と小腸経のそれぞれを意識しながら引き投げをしてみると技のかかり具合がかなり違うことがわかります。

門人たちが「先」を動かす上で失敗しがちな点が二つ。

ひとつは「先」が移動してしまう点。
経絡で考えれば「先」は線ですが、これだと動かしながら「先」が移動してしまうことがあります。
できれば「先」はなるべく「点」でとらえる、技の接触面は最後まで変化させないのがポイントです。

もうひとつは「先」過ぎてしまうという点。
これは相手の力の「中」に入らないようにと気をつけすぎて、逆に相手の「外」に出すぎてしまうということ。
これだと確かにぶつからずに自分は動くことができるが相手とは切り離された状態になってしまいます。
「先」というのは相手の力が出る内側と外側の丁度境界線のところ、ピンポイントにあるのです。

まあ、そうは言っても皆さん慣れたもので、お互いの感覚をフィードバックしながら上手に動きの感覚を修正していってます。


ただしこの「先」というのは、最終的には自分からとらえにくのではありません。
肘や膝の抜き、身体全体が居付かない状態がしっかり出来ていれば、相手につかまれたその場所がすでに先に「なっている」のです。

最初は、意識しないと「先」というのを感じるのは難しいけど、ある程度の段階に言ったら今度は「先」はむしろ意識しない。
最初からただそこに「ある」という感覚が必要です。

なんて話を最後にしたら「え~、じゃあ散々先、先、先ってやってたのは一体・・・」という顔を皆さんしてました(笑)

もしかしたらこんな師匠の元での稽古はが思いやられる、なんて思ったのかもしれません。
お後がよろしいようで<(_ _)>

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