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2010/12/2稽古日誌「矛盾を矛盾のままに」

前回「先」を取る稽古をしたので、その復習からさらに、色々な形に応用。
手鏡、引投、合気投、巻込、八光攻などすべての動きに「先」をとらえてみると面白いぐらいに相手が簡単に崩れていく。

「先」を動かすというのは言い方を変えると相手の「先」を点にして引き出すという感覚。
ただし、引き出すという感覚が強いと、前にも言ったように相手の「外」に出てしまうので注意。
相手の「中」に入らず、「外」に出過ぎずに相手と丁度つながった「先」を捉えることが大事。

「先」を動かす場合、単純に相手を引き出すような動きなら楽なのだが問題なのは相手側に向かって前に出て行く動き。
巻込や八光攻などがその例にあたる。

前に出て行く動きも基本は同じで相手の「先」から動かしていくのだが単純に引く、押すの動きではただのプラスマイナスゼロになってしまい意味がない。

だから相手の先を引き出すことと前に出るというのを同時にしなくてはならない。
言葉で言うと「引きだしながら前へ」とか「落下しながら前へ」という感覚に近い。

一見矛盾した説明だが、技の説明というのは矛盾する言葉が非常に多い。

「力を抜きながら力を出す」「背を伸ばしながら落下する」「押さないように前に出る」「ぼけっとしながら集中する」etc.

文字だけで読むと何を言っているのかわからない(笑)。

ところが、八光流柔術の稽古をしている人はこの矛盾だらけの言葉に非常に納得できるのです。

「矛盾を矛盾のまま使いこなす」

八光流柔術の技というのは言葉にすると矛盾してしまうものを、そのまま身体で矛盾なく行うことなんです。

笑いながら怒それに実は、矛盾というものの多くは、白黒をつけなくてはとか、こうに違いないという思い込みが作り出しているものなんです。

白でも黒でもどちらにでも向かうことが出来る心と身体の自由さ、中庸のバランスを持っていれば実は矛盾が矛盾でなくなるのです。
要はそこに気づくことができるかどうか。

八光流柔術はそういった思い込みを手放す稽古でもあるのです。

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