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2010/12/3稽古日誌「構えない」

本日は、宮本師範の道場からKさん(女性)が出稽古として参加。
うちの稽古には今までにも何回か参加してくれて非常に熱心な方です。

前回の稽古をお休みして「先」の稽古が出来なかった人もいるのでまずは前回の復習からスタート。
引き投げの際に、「先」をとらえる為に、小腸経を意識するというのは前回と同じだが、何度かやっているとどうもうまくいかない人がいる。

それを観察すると、小腸経は確かに意識しているが腕の動かし方に問題がある。

腕の上げ下ろしには必ず肩→肘→手首の順番で力を抜いて動かしていく。
これは原則というよりも鉄則。

小腸経を意識して動かすときも当然、肩→肘→手首と動かしていかなくてはならないのだが、それが逆になっている。
つまり手首から先に動いて、手首→肘→肩になっている。

もちろん「先」をとらえるという意味では相手の「先」は手首の辺りにあるが実際にそれを動かすための自分の腕の動きは必ず肩→肘→手首の順番でなくてはならない。

肩肘手首

具体的な例をあげると
片手を頭上に上げた状態で手首を持ってもらい、その手を二通りの方法でおろしてみる。

・手首→肘→肩の順番で力を抜きながらおろしてい

・肩→肘→手首の順番で力を抜きながらおろしていく

すると、手首から動かすとびくともしない相手が、肩から力を抜いていくと簡単に崩れていくのがわかります。
肩肘手首拡大
これは腕の位置がどこにあっても同じ。
相手を動かすには「先」から動かしてやるのが必要ですが、自分の動きは逆で相手との接触点から離れたところから動かすことが大事。
この辺の話題になると力の「線」という概念が必要なんですが、それはまたいずれ。。


「先」の感覚がわかってきたら前回にも言ったように「先」を作るのではなく、ただそこに「ある」状態をつくってみる。

例えば、手をつかまれる時、相手の力がどちらの方向に向かうかはつかまれてみないとわからない。
押し気味なのか引き気味なのか、それとも絞るようにつかんでくるか。

そういう相手の力の方向をこちらは身体が居付かないように素直に受け止める。
すると相手がどんな方向に力を込めようが、つかみ終わった瞬間、その場所が「先」となる。

どうしても相手に手を取らせるときに、自分自身で「構え」を作ってしまいがち。
立つ場所、肩や肘、手の位置など自分勝手に最初から決めておくのではなく、相手の力の方向を感じてただ、それに任せていく。
そうすれば、「先」というのは何もしなくてもそこにあるし、極論を言えばそれさえ出来れば技をかける前にもう技がかかった状態なのです。

「構え」というのは要は相手に「構ってしまっている」ということなんです。
相手の状態に対して余計な反応をしない「構わない」、つまり「構えない」ことが大事です。


八光流柔術は挑まず逆らわず傷つけず、そして構えず。

身構えてしまった時点で、すでに相手とぶつかってしまっているのだから。

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