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2011/1/13・14・15稽古日誌「力の伝え方」

13日の稽古は力の連動の基本的な動きから、それを技の中でどのように力を伝えていくかを形を変えながらやってみました。

まずは連動を体感する為に仰向けに寝た状態から動きを伝えていく稽古。

三人で組んでやります。
一人が仰向けに寝た状態で別の人に足を持ってもらいます。
残りの一人が寝ている人の手を持ってゆっくり身体をうつ伏せ状態になるように引っ張ってひっくり返していく。
寝ている人は一切力を入れないで両手両足とも相手に委ねておきます。

動きがうまく連動していくと手の動きが肩に伝わり次に背中が地面から離れていき、骨盤、膝とその動きが連動していきます。

最終的に身体がうつ伏せ状態になると足を持っている人は自然と身体が崩されてしまいます。

ねじり連動

それが出来たら今度は仰向けに寝た状態から手を持ってもらい、足の方から引っ張ってもらい身体を仰向けにひっくり返してもらいます。

先ほどど同様に足から膝、骨盤、背骨、肩というように連動していけば手を持った相手はいつの間にか崩されてしまいます。

手、足どちらも慣れてきたら寝ている人が自分で動いてみて連動させてみる。

やってみるとわかりますが、自分でやろうとすると結構難しい。
力を抜いたつもりでも肩や腰に力が入ってしまい、動きを順々に伝えていくことがうまく出来ません。

難度としては足からの連動の方が手から連動させていく動きよりもやさしいです。

動きそのものは床の上をただゴロゴロと転がるだけの運動ですが、身体の動きを順に伝えながら動かしていくというのは普段は意識的にはやらないことなので門人も最初は戸惑っていたようですが、慣れてくるとゴロゴロと自然に転がり始めました。

稽古の後半では、今度は立った状態から相手の動きを自分の中に通していく足の裏に流すという方法を稽古をしましたが、それはまた別の機会に。

14日の稽古は門人一人のマンツーマン稽古だったので、連動や力の伝わり方に関してじっくり掘り下げながら身体の使い方を指導しました。
なんか稽古中ずっと喋っていた気がします(笑)

15日の稽古は先週からいよいよ始まった日曜クラス。
朝起きたときに雪が降っていてびっくりしましたが稽古が始まる頃はおさまりホッ。
本日の稽古は先週からの入門者一人、金曜クラスから一人、そして体験入門者が一人参加しての稽古となりました。

体験入門の方は、合気道の経験者。
合気道と八光流柔術は遠い親戚のようなもの。
共通点も多いので動きそのものはわかりやすかったんじゃないかなと思います。
ただ「脱力」にここまで特化した武道というのはやはり珍しいので、八光流柔術での脱力に拘った稽古は合気道経験者の方にとっても新鮮だったかもしれません。

この方は体験入門後、入門しますと仰っていただきました。
ありがとうございます。

馬橋駅前クラスの方も、ちょっとずつ稽古の形が出来てきました。
人とのつながり、ご縁に感謝ですね。

自分一人で出来ることなんてたかがしれてますが、こうやって一緒に稽古を楽しむ仲間が増えてくると可能性が広がってきてわくわくしてきますね(^▽^)
これから先がますます楽しみです。

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