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2011/6/3柔術稽古日誌「正座でダンス?」

最近は入門していただける方が少しずつ増えてきてうれしい限りです。
といってもとにかく人が増えれば良いとは思ってなくて、私としては1クラス5~6名迄と考えています。
稽古に来て頂いている方一人一人の手をとって丁寧に指導をするにはこれくらいが限界かと。

そして、金曜日の19時40分のクラスは昨日新しい入門者が増え、人数が6名に達したのでとりあえず新規入門はストップします。
それと日曜日の10時からのクラスも固定メンバーで4名いて、不定期ですが他のクラスからも参加される方もいるので人数的にはそろそろいっぱい。
あと一人ぐらいだったら受け入れられるかなという感じです。

それ以外のクラス、木曜日10時/13時、金曜日18時30分、土曜日13時30分、日曜日13時はまだまだ入門者絶賛募集中ですのでよろしくです。
うちに来る入門者は年齢も性別もバラバラ。
全体的には年齢層は高めで平均年齢的には40代以上が多いかな。
門人の多くが男性ですが、最近は女性も少しずつ増えてきましたね。

現役で武道をバリバリやっている有段者とごく普通の主婦の方が全く同じレベルで稽古ができるという八光流柔術の稽古ってホント面白いなって思います。


さて、最近は座りの稽古にけっこう時間を割いています。
正座での技というのは立ちに比べれば動ける範囲が狭いし下半身も居つきやすい。
でも、だからこそ感覚としてはごまかしが効かないし、丁寧にやらないと技にならない。

座での稽古方法もいろいろありますが、技というよりも感覚の稽古としてこんなこともやります。

正座の状態で向かい合い手のひらを合わせる。
最初は主と従を決め、主の人が身体を緩めながら手を動かしていく。
従の人はその動きに逆らわずに身体を合わせて行く。

この時の絶対的なポイントは相手の動きの線を必ず地面まで通すということ

バランスゲームではないので相手の力をそらす、逃がすということをやっては全く意味がないし上半身だけでくねくねと動きについていっても意味がない。

正座あわせ
柔術の稽古でいつも言っている「足の裏まで線を通す感覚」
これを感じるように動きを合わせて行かなくてはなりません。

慣れてきたらどんどん色々な方向へ動いて構わないし、さらに慣れてくれば主従関係なくお互いに自由に動きながら線を通しあいます。

どうしても動きが固くなりがちな場合は相手が動くたびにその都度転がってみる。
この稽古は正座の状態を保つことが重要なのではなく、あくまでも線を通すという感覚が大事なので相手の動きを一回一回通すために転がっても構わない。
そうやって通す感覚がわかってきたら少しずつ正座の状態を保ったまま通せるようにして動きが続けられるようにすれば良いです。

この稽古風景、はたから見ているとなんかあやしいです(笑)。
向かい合った人が手を合わせてクネクネと踊っているみたいな( ̄∇ ̄;)。

でも、お互いに緩んだ状態でこの動きが出来てくると見ていてもその柔らかさが伝わってきてとっても気持ちが良い。
逆に、この動きをやると身体のどの部分がどういった動きの時に居つやすいかがすぐにわかります。

最近は生活のなかで正座をする機会というのも随分減りましたが、日本の畳文化の中にある正座という姿勢はとっても奥が深いんです。
正座もまた日本の誇れる文化のひとつと言ってもいいかもしれません。

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