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2011/9/23柔術稽古日誌「足元から緩む」

本日の八光流柔術の稽古は祭日であり三連休ということもあったので参加者は少ないかな、と思ったが予想に反してほぼいつものメンバーがそろって稽古。
なかには残業で遅くなりながらも稽古に参加してくれました。
ありがたいですね(^。^)。

いつも思うけど稽古は習いたいという人がいてはじめて成り立つもの。
こうやっていつも稽古をさせていただけることに感謝です。

さて、今回は最近の稽古のメインテーマである、腕のポジションとりと下から緩めていくという動き。

こんな事をやってみた。

立っている人の背後に立ち、肩に手をかける。背落とし

この状態で足下から徐々に身体を緩めていく。
たったこれだけだが、うまく出来ると相手は自然に崩れていく。

注意点は絶対に手で相手を動かさないこと。
肩においた手はただ触れているだけでその接触面で相手を押したり引いたりなどしてはいけない。

受けての感触としては触れられている肩は方向や圧が増してくるようなことがなくずっと同じ感触が保たれている。
そして触れられている肩から崩されているのではなく、膝や腰などが自然に力が抜けて崩れ落ちていく。

動きそのものは非常にシンプルだが、それだけに手をちょっとでも余計に動かすと失敗する。

ポイントは「いかに手を使うか」ではなく「いかに手を使わないか」ということ。

崩れていくスピードも人によって様々。
なのでしっかり相手を観察して「待つ」ことも重要。
相手が崩れていくのが待ちきれなくてつい手を使ってしまうというパターンが非常に多く、門人も結構苦労していた。

これらの感覚がつかめてくると応用編として、触れてから相手を崩すのではなく、触れる前から相手が崩れるという使い方も出来るようになる。
まあ、こういう現象はあくまでも稽古の中で、しかも相手の協力がなければ出来ないけどね。
うちでは技はあくまでもお互いの協力の上で成り立つという考えで稽古しているので。

「縁の下の力持ち」と言う言葉があるが、今回のやった技は、

「縁の下の力抜き」という感じですかね ( ̄∀ ̄*)。

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