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柔術稽古日誌「親子のスキンシップ柔術」

今週の八光流柔術の中板橋クラスは飛び込みで小学生の母子が2組参加。

道場の外に貼ってあるチラシを見ていらっしゃったようでブログやHPも見たことがないとのこと。
お子さんに武道を習わせたいということのようだが、うちは一般的な武道の道場とはちょっと違うので簡単に道場の趣旨を説明し、お子さんだけでなくお母さんも一緒に体験してみてくださいということで稽古に参加してもらいました。

その日の参加門人は中学生の母子だったので、今回の稽古はなんと全員母子で稽古という面白い組み合わせでした。

最初はみんなで転がる稽古から。

見本を見せると子供は造作なくコロンコロンと転がる。
やっぱり子供の動きって自然で柔らかいねー。
対してお母さん方は、つい手を出してしまったり尻餅をついてしまいドスン、バタンという感じ。

簡単な技もやってもらいました。
お子さんとも組んでもらい、正面から手を持たれた状態から力で押したり引いたりするのではなくお子さんの身体に優しく触れていくという感覚で動いてもらう。
無理やりやると相手もつい抵抗しがちだが、優しく触れに行くと気持ちよく転がっていく。

私もお母さんの手を握り受けてみるとやはり力づくだとこちらも動けないが、「お子さんの身体に優しく触れるように」と言ってやってもらうとふんわりとした動きになりこちらも気持ちよく転がれる。


子供の方はとにかくころんころん転がるのが楽しいみたいで、私が転がしてあげると「もっと、もっと」と手を掴んでくる。
見事だなあと思うのが、いろいろな方向に転がして自然に柔らかく転がるんだよね。

ただし子供の場合は無意識には力を抜けるけど意識的に力を抜くことがあまり上手でない。
だからちょっとした状況の変化で急に身体が固くなることがある。
そういう意味では子供の動きは柔らかいけど同時に脆い部分もある。
まあ、そうは言っても大人から見れば子供から学ぶべきことの方が圧倒的に多いんですけどね。

母子柔術お母さんがたお二人も稽古の最後には最初と比べてずいぶん柔らかい動きになってました。

親子で八光流柔術というのはすでにうちの道場では2組いるけど、小学生の入門者はまだ。
正直なところ、小学生がうちの地味な稽古にどれほど興味を持ってもらえるのか、という心配はある。

でも子供にも八光流柔術を教えてみたいなというのは前から考えていたので、もし今回の親子が一緒に入門したいということであれば、親子用の子供クラスなんてのも作ってもいいかもしれないな。

一緒に学べば、親子で共通の話題も出来るし、身体を通してより深いスキンシップも出来そうだし。

色々と学ぶことや気づくことが多い稽古でした。
参加していただいた母子2組、そして門人の母子もありがとうございました。

2 Comments

のぶさん  

大人になると

通りすがりのおっさんです。

転ぶのが楽しいかあ~。良いですね~!

それが大人になると、投げられまいと力みあったりして…。

おっさん、反省です。

2011/12/18 (Sun) 10:52 | REPLY |   

あんころ猫  

コメントありがとうございます。
稽古の時間も子供はじっとしているよりも動き回って転がっている時間の方が長いくらいですからね。
子供を見て見習わなくちゃいけない部分がいっぱいです(^_^;)

2011/12/18 (Sun) 16:16 | REPLY |   

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