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柔術稽古日誌「背中をみる」

前回の脱力姿勢の記事の中で肩甲骨についても触れました。
肩甲骨のポジションというのは姿勢を作る際に非常に重要なポイントになってくる。
肩甲骨が正しいポジションにないと相手の力を体幹部に流したり、逆に体幹部の力を腕に伝えたりすることが出来ない。
要するに肩甲骨のポジションが正しくないと力の流れが阻害されてしまうのです。

力の流れを感じるためにこんな稽古をしたりします。力の線

正面から手首を握ってもらい、まずは肩甲骨が背中に降りていない状態(猫背状態)からまっすぐしゃがんでみる。
相手はほとんど動くことなく、自分の手も宙に残されたままになります。

次に肩甲骨を背中に降ろしその状態からしゃがんでみる。
今度は自分の腕はもちろん相手の身体も付いて来る様にいっしょにしゃがんでしまいます。

この二つの違いを観察してみると、猫背の時は力の線が身体の前面を通ってつま先に抜けていき、肩甲骨を背中に降ろした時は力の線が背中側を通って踵に抜けていくのがわかります。

何度か繰り返し二つの方法の違い、変化を感じてみると力の線が自分の身体の前を通る時は相手も力の線が前を通り、力の線が背中を通る時は相手の身体も背中を通るのがわかると思います。


稽古の時はどうしても目で見えている身体の前面だけに意識がいってしまいがちだが、常に自分の前面である腕や胸や腹だけでなく背面の背中や腰なども同時に意識しなければなりません。
これは相手に対しても同じで正面から見える部分だけが相手の身体ではなく相手の背中まで含めて身体全体を捉える必要があります。

現代生活の情報収集には視覚から得るものが非常に大きく占めており、その割合は諸説ありますが70%とも90%とも言われており総じて視覚というものが情報収集においては優位となっていることがわかります。

柔術においても相手をみるということは非常に大事ですが、柔術においてみるというのは相手をよく観察するということ。

つまり「見る」のではなく「観る」という感覚が必要です。

視野に入るものだけではなく、見えていない自分の背中や相手の背中をも観るという感覚、そしてそこから相手の心や身体の動きを察するということ。

それが柔術における観察するということなんです。

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