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柔術稽古日誌「腕を伸ばす」

先月から毎週火曜日に特別稽古会を開催しています。
平日ということもあるので申し込みは少ないかと思ったのですが、予想以上に参加者が多く有難いです。

完全マンツーマンなので一般の稽古よりもかなり細かい所まで指導することが出来るので更なるスキルアップを希望する人にはお勧めです。
それに私自身も一対一で相手の身体感覚とやり取りをするので非常に得るものが多く毎回勉強させていただいています。

門人以外の方の特別稽古も受け入れています。
興味のある方はコチラをご覧ください


さて、先週の稽古では腕の降ろし方の応用をやってみた。

腕の降ろし方が肩、肘、手首の順番であることは過去の記事「構えない」でも説明しているが、今回はそこに腕を伸ばすという動きを付け加えてみた。

具体的には正面で片手を両手で握ってもらいます。
その状態から腕を肩、肘、手首の順番で脱力します。

緩めて伸ばす
しかし単に脱力しただけでは腕はその位置で落下するだけなので、肩、肘の脱力の後に手を前方に伸ばしていく動きを付け加えます。

脱力の順番がちゃんと出来た上で手を伸ばすと相手はコロンと後ろに転がっていきます。

うまくいかない時は手を伸ばす時に力が入りすぎている場合が多いです。
力を入れてしまうとその前に肩、肘を脱力する意味がなくなってしまいます。

最後に手を伸ばす動きは手先を前方に放り出すくらいの感覚が良いかもしれません。

もうひとつ重要なのは身体が前方に傾かないということ。
ただし相手が手を掴んだまま後ろに転がった時にその手についていく形で身体が前にいくのは構いません。

重要なのはあくまでも腕が伸びた後に身体がついていくのと、先に身体を傾けて腕を押し出すのは全く違うということを認識しましょう。

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