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柔術稽古日誌「型稽古前後」

すべてのクラスで今年の稽古が始まりました。
道場も2年を超え、二段、三段の人達も増えてきてこれからがますます楽しみです。
新しい入門者も増えてきているので、先輩が後輩に指導するという形も少しずつかたちになってきているので、あとから道場に入ってきた人ほど稽古がよりやりやすい環境になってきていますね(^_^)。

昇段に伴い、当然新しい型も覚えていくのですが、型稽古に関しては普段から注意してもらっていることがあります。
それは「力づくでやらない」ということ。
これって脱力を主としている八光流柔術では本来は言うまでもなく当たり前のことです。

ところが型稽古をやっていると段々と「力を抜く為」の稽古から「相手に効かせる為」の稽古になってしまいがちです。
もちろん技が相手に効かなければ困りますが、この「効かせる」という意識がどうしても力のぶつかり合いになりがちなのです。

正しく型稽古をしていれば、型稽古が終わった後の方が稽古を始めた時よりも力が抜けているはず。
もし型稽古をすると後半に行けば行くほど力が入ってきているようではやりかたが間違っています。
型稽古後
まあ、そうは言っても型の様に動きがある程度決められていると取りはどうしても身体の使い方に制限が出てきて固くなりがち。
逆に受けの方は相手が動く方向が決まっているからその動きを抑えようとするのは簡単。

だからこそ型稽古で力を抜く為には受けが大事なんです。
受けの方が取りに対してどのようにされれば力がぶつからないか、気持ちよく崩れるか等を取りに説明して導いてあげます。
それによって取りは力を使わずに型がかかる方向を理解していきます。

型稽古に限らずですが、稽古の際はいかに自分が上手くなるかではなく、いかに相手に上手になってもらうか、です。
組んだ相手が、稽古の終わりでは確実に何かを掴んで上手になるように導けるようになってほしいと思っています。
相手に上達してもらうこと、これが自分自身が上達する為の近道なんですから。


さて今週の土曜日19日は東松山で「古武術に学ぶぶつからないココロとカラダの使い方2」です。
まだ枠に余裕があるようなので、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
今回のワークショップは時間もたっぷりあるので少人数でしたら通常のワークショップを飛び越えて色々な新しいこともやるかもしれませんよ~(^_^)
門人の方の参加も大歓迎です。
ぜひ色々な場所で、色々な人達との身体の繋がりを楽しんでみてください。

ブログでの案内記事
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/blog-entry-390.html

ワークショップの詳細、申し込みは
http://manabinoba.exblog.jp/17503583/



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1/19(土)「古武術に学ぶぶつからないココロとカラダの使い方2」
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/blog-entry-390.html

馬橋日曜クラス新設のお知らせ
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/blog-entry-388.html

柔術稽古覚書絶賛発売中
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/blog-entry-383.html

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