ブログパーツ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

柔術稽古日誌「手の内の圧」

柔術は手を掴まれたところから始まる技が多い。
この掴まれている部分から相手の力の強さ、方向、重心位置などの情報を得ているわけだが、相手にとってもこの接触部位から自分の動きの情報が伝わってしまいます。

手の内の圧1
だから掴まれている手の内で力のかかる方向があちこちに動いてしまうと相手はそれに即座に反応します。
この圧の方向の変化というのは思った以上に敏感に反応されてしまいます。

そこでこんな稽古をしてみました。

両手を掴んでもらった状態で片手を引っ張って相手を崩してみます。
大体、何も考えずにこの状態から引っ張ると相手の小指側に急激に圧が加わり、相手はその変化に反応して動きを止められてしまいます。


では、今度は掴まれた状態で最初から小指側にほんの少し圧をかけておきます。
この状態から先ほどと同じように引っ張ると今度は相手は崩れやすくなります。
最初の圧のかけ方でも色々と条件が変わりますが、とにかくポイントは手の内の圧が最初から最期まで同じ方向に向かうようにするということ。
この方向が少しでもずれると相手はその変化に反応してしまいます。
うまく同方向に圧を加え続けられると相手は方向の変化が捉えられなくなり崩れやすくなります。
手の内の圧2

最初に加える圧は段々小さくしていき、出来れば相手が圧を加えられたことがわからないほどに動きを小さくしていきます。

それでも面白いのが相手は感覚的には圧を認識していなくても、必ずその圧に対する反応(揺らぎ)が起きます。
このように手の内の圧の操作が上手く出来ると相手の揺らぎをコントロールする事が出来るようになり、自分の好きな方向に崩すことが出来るようになってきます。

さらにもう一歩進むと今度は手の内の圧を全方向均圧にしたまま相手の揺らぎを作っていきます。
ここまで来ると相手はどの方向に崩されるかわからないし、実際に崩されている時も皮膚感覚的には崩されている方向を認識することが出来なくなってしまいます。

とりあえずはまず手を掴まれた時の手の内の圧がどのようになっているかよく観察するところからしっかり稽古していきましょう。

| 稽古日誌 | 22:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ankoroneko.blog115.fc2.com/tb.php/426-a4167041

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT