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柔術稽古日誌「背中を緩める」

腕の落下に関しては肩、肘、手首の順番で降ろすというのは前から言っていることなのだが、肩というと三角筋のあたりをイメージする人が多いので腕全体の意識がここまでで止まってしまう。
肩甲骨2
しかし腕というのはもっと身体の中心まで伸びており、具体的には背中は肩甲骨まで、胸の方は鎖骨まで含めて腕と考える。

このイメージが出来ていないと腕を降ろすときに三角筋あたりを落下させようとするのでこれでは逆に脱力ではなく緊張が起きてしまいがちです。

そこでこのような稽古をしてみた。

座った状態で片手を掴んでもらい、そこから手を降ろすのですが、最初は肩(三角筋)を意識して落下させてみます。
これでも出来ないことはないのですが、肩が相手にぶら下がるようになりやすく姿勢が簡単に崩れてしまいます。

肩甲骨1では次に、肩甲骨を意識して、肩甲骨を緩めながら滑り落ちるようにしながら腕を降ろします。
すると相手は先ほどよりも簡単に崩れ、しかもこちらは姿勢が全く崩れません。

片手で出来たら左右の手を掴んでもらって同じようにやってみましょう。

やり方は全く同じですが肩甲骨を緩める感じがわかりづらかったら左右の肩甲骨を中央に寄せるようにイメージするとわかりやすいかもしれません。

この稽古では肩甲骨というか背中を緩めるという感覚を身につけてもらいたいです。
この感覚がわかるようになると姿勢が崩れずらくなり、重心もしっかり踵に乗せたまま腕の脱力が使えるようになります。

肩甲骨を意識して動かせるようになれば柔術に限らず日常の動きでも姿勢が崩れずに余分な緊張もせずに腕を使えるようなるので肩凝り予防にもなります。

肩甲骨には健康になるためのコツがいっぱい詰まっているんです。

まさに健康コツ、なんてね(^_^;)


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2 Comments

まさ  

アドバイスを下さい

こんにちは、
肩甲骨を緩めながら落とす
というのが、
難しいです
何か、アドバイスをして下さい

2013/10/22 (Tue) 12:00 | REPLY |   

あんころ猫  

そうですね~。
「息を吐きながら動く」
というのはどうでしょうか。

2013/10/22 (Tue) 12:06 | REPLY |   

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