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柔術稽古日誌「2013年稽古納め」

29日は今年の稽古納めでした。

今年を振り返ると門人全体の上達が著しかった一年だった気がします。
道場を初めた頃は門人の全てが稽古では教えてもらうという受身一辺倒でしたが、今年はその習ったことを後輩に伝えるという場面が一気に増えてきました。

そうなった時に門人みんなが苦労するのが言葉にして伝えるということ。

出来ていること、わかっていることでもそれを言葉にして伝えると言うのは難しい。
また言葉にしてもそれが相手にとってわかりやすいものでなければ伝えたことにはならない。

最初の頃はたどたどしかった門人達の言葉も繰り返すことで段々と磨かれていく。

すると教えてもらった人はぐんぐん上達していき、その分教える側もさらに次にステップに進まざるを得ないのでさらに上達する。
このサイクルが大事なんです。

柔術の技が上手くなる為の一番の近道は「相手を上達させる」ことなんです。
相手が上達すればするほど自分自身も上達する。
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もし相手を上達させないような稽古をすると教える側としては自分の方が技が上手いという満足感は得られるかもしれませんが、相手が上達しない限り自分のレベルもそこに留まったままです。
怖いのはこういう稽古をしていると教える側も教わる側も上達どころか下達してしまいかねないところ。

だから私自身は道場に来ている全ての門人が上達するような指導を心がけている。
自分自身が持っている技術や知識は一切出し惜しみしない。
今持っている自分の実力を常に出し切るからこそさらにその上の技術が生まれていくるんだと思います。

20131229_120216.jpg稽古の後は、道場内で簡単な納会を行いました。
昼間から飲む酒はおいしかったです(笑)。

来年も門人達はどんどん上達していくだろうし、その分私も上達させてもらえます。
ますます稽古が楽しみです(^。^)。

今年一年稽古に来てくれた皆さん、そしてこのブログをいつも読んでくれている皆さんありがとうございました。

まだまだ未熟者ではありますが、来年もがんばっていきたいと思いますので宜しくお願いします。


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40歳から始めよう

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