柔術稽古日誌「脱力はパラパラ漫画」
最近、新しい門人が増えたこともあり基本的な動きを確認する為の稽古も多い。
とにかく最初はしっかりと力を抜くというのが大事なのだが、これが難しい。
いや正確にいうと力を抜くのはそれほど難しくない。
どんなに入門した時にガチガチの人でも数ヶ月稽古していればだいたい力は抜けるようになる。
問題なのは力を抜くことではなく力を抜いた状態を維持したまま動くということなんです。
入門まもない人は力を抜くことと身体を動かすことが完全に別々になってしまっています。
だから
「力を抜いて」「はい」
「じゃあ手を挙げて」「力を抜いたら手は動きません」
となる。
しかし柔術というのは力を抜くことと動くことになんの矛盾もなく両立しなければならない。
脱力という言葉も「静」をイメージしている人が多いが、柔術における脱力というのはむしろ「動」なんです。
もう少し正確に言うと「静」と「動」の状態すべてを含んでいるし、そもそも脱力の状態には「静」と「動」の区別はないのです。
あくまでも「静」というのは「動」の一場面を切り抜いた一瞬にすぎないし、「動」というのは「静」の場面をパラパラ漫画のように連続してつなげたようなもの。
つまりどちらも同じ性質のものなんです。

とはいえやはり最初の頃は非常に難しい感覚だと思います。
どうしてもじっとしているときの脱力と動いている時の脱力の感覚が分離してしまいがち。
だから動く前に肩や肘などをブラブラさせて一生懸命緩めて、いざ動こうとするとガチッと固まる、というのを繰り返してしまう。
もちろん動く前に十分身体を意識的にブラブラさせて緩ませるというのは大事です。
ただ、それがいざ動く時に役立っていなければ意味がない。
ですのでなるべく「ブラブラして緩める→動きを止める→動き出す」ではなく「ブラブラしながら動き出す」という風に意識して行いましょう。
脱力も実際に身体が動けるようにならないとわかりづらい感覚ですが、脱力は「静」と「動」を含めることを忘れずに。
これが脱力の「正道」なんです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ゴールデンウィーク特別ワークショップ!!
あと2週間後、お申し込みはお早めに!
「受け入れる稽古×八光流柔術入門」
4月29日(火・祝) 東松山で開催 詳細は コチラ
本も発売され最近注目をあびつつある八光流柔術。
当ブログの検索単語も「八光流」「八光流柔術」が急に増えてきました。
八光流柔術ってどんな武道なの?
脱力って何?
年を取るほどに上達する武道、八光流柔術を体験してみませんか。
八光流柔術入門とは言っても、一般向けのワークショップですので武道など全く経験が無い人をイメージしておりますので男女年齢にかかわらずどなたでも気軽に参加できる内容です。
武道経験者には多少物足りない内容になるかもしれませんが、相手の動きを邪魔しない、相手になるべく協力する、自ら積極的に転がるという受け入れる稽古に興味がある方はぜひお越しください。
未定ではありますが道場が忙しくなってきたので、ワークショップの開催は今後は控えるかもしれません。
柔術に興味のある方、入門を考えている方はこのワークショップの参加は非常にお得な機会ですのでぜひご利用ください。
ワークショップ参加者で道場に入門された場合の特典も考えています(^^)
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入門まもない人は力を抜くことと身体を動かすことが完全に別々になってしまっています。
だから
「力を抜いて」「はい」
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しかし柔術というのは力を抜くことと動くことになんの矛盾もなく両立しなければならない。
脱力という言葉も「静」をイメージしている人が多いが、柔術における脱力というのはむしろ「動」なんです。
もう少し正確に言うと「静」と「動」の状態すべてを含んでいるし、そもそも脱力の状態には「静」と「動」の区別はないのです。
あくまでも「静」というのは「動」の一場面を切り抜いた一瞬にすぎないし、「動」というのは「静」の場面をパラパラ漫画のように連続してつなげたようなもの。
つまりどちらも同じ性質のものなんです。

とはいえやはり最初の頃は非常に難しい感覚だと思います。
どうしてもじっとしているときの脱力と動いている時の脱力の感覚が分離してしまいがち。
だから動く前に肩や肘などをブラブラさせて一生懸命緩めて、いざ動こうとするとガチッと固まる、というのを繰り返してしまう。
もちろん動く前に十分身体を意識的にブラブラさせて緩ませるというのは大事です。
ただ、それがいざ動く時に役立っていなければ意味がない。
ですのでなるべく「ブラブラして緩める→動きを止める→動き出す」ではなく「ブラブラしながら動き出す」という風に意識して行いましょう。
脱力も実際に身体が動けるようにならないとわかりづらい感覚ですが、脱力は「静」と「動」を含めることを忘れずに。
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