柔術稽古日誌「合宿で型を学ぶ」
先週土日は道場の合宿でした。
合宿では沢山の人達といつもよりも時間をかけてテーマを深く掘り下げることが出来るので門人にとって学ぶところが多いイベントだと思います。
合宿中の稽古内容は基本的に門人たちに任せていますので、組んだ相手とそれぞれテーマを持って好きな稽古を行います。
今年は三段以上の高段者の人達が型稽古に取り組んでいる姿が多かったのが興味深かった。
まあ、普段の稽古では私が型をほとんどやらないので、もしかしたらその反動でこの時ばかりに稽古したのかもしれませんが(笑)
そんな門人達の型稽古を見ていて、昔と随分変わったなあと感じたことがある。
型稽古というのはどうしてもカタチにとらわれてしまいがちで動きも固くなりやすい。
しかし門人達は普段の稽古でやっている脱力や腕の落下、膝の抜き、姿勢や重心移動などを型の中にどうやって活かすのか、という視点をちゃんと持って稽古しているようです。
これは非常に大きな進歩です。
例えば二段技というのは関節技が多く、実際技が極まると結構痛い。
すると二段技の効く、効かないという判断を痛いか、痛くないかという所に注目してしまいがち。
しかし腕の落下や重心移動などが二段という型のなかでどのように作用するかという視点で稽古してみると、実は関節を痛めなくても技は極まるというのがわかってくる。
ここは非常に大事なところで、関節技というのは、どうしても関節に負荷をかけて崩すというイメージが強いので、痛みを与えることに固執しやすい。
しかし崩しというものをちゃんと捉えていれば関節にはむしろ負荷をかけないからこそ相手は崩れるという感覚が出てくる。
この部分を突き詰めていけば関節技は痛くなくても崩れる、という形になってくる。
型というのはそのカタチに隙間なく当てはめようとすると窮屈になってしまいますが、逆に決められたカタチの中でどれだけ自由に身体を遊ばせることができるかと考えれば、型の質ががらっと変わります。
稽古が終わると夕食。
この宿の食事は抜群に美味いんですよ。
おかげでお酒もすすみます(笑)
部屋に戻ってもみなさんすぐに手を取り合ってまた稽古が始まります。
熱心ですね~。
翌日はお昼まで稽古して、解散。
あっという間の一泊二日でしたがかなり濃密な稽古ができたんではないかと思います。
来年の合宿も非常に楽しみですね。
合宿では沢山の人達といつもよりも時間をかけてテーマを深く掘り下げることが出来るので門人にとって学ぶところが多いイベントだと思います。
合宿中の稽古内容は基本的に門人たちに任せていますので、組んだ相手とそれぞれテーマを持って好きな稽古を行います。
今年は三段以上の高段者の人達が型稽古に取り組んでいる姿が多かったのが興味深かった。
まあ、普段の稽古では私が型をほとんどやらないので、もしかしたらその反動でこの時ばかりに稽古したのかもしれませんが(笑)
そんな門人達の型稽古を見ていて、昔と随分変わったなあと感じたことがある。
型稽古というのはどうしてもカタチにとらわれてしまいがちで動きも固くなりやすい。
しかし門人達は普段の稽古でやっている脱力や腕の落下、膝の抜き、姿勢や重心移動などを型の中にどうやって活かすのか、という視点をちゃんと持って稽古しているようです。
これは非常に大きな進歩です。
例えば二段技というのは関節技が多く、実際技が極まると結構痛い。
すると二段技の効く、効かないという判断を痛いか、痛くないかという所に注目してしまいがち。
しかし腕の落下や重心移動などが二段という型のなかでどのように作用するかという視点で稽古してみると、実は関節を痛めなくても技は極まるというのがわかってくる。
ここは非常に大事なところで、関節技というのは、どうしても関節に負荷をかけて崩すというイメージが強いので、痛みを与えることに固執しやすい。
しかし崩しというものをちゃんと捉えていれば関節にはむしろ負荷をかけないからこそ相手は崩れるという感覚が出てくる。
この部分を突き詰めていけば関節技は痛くなくても崩れる、という形になってくる。
型というのはそのカタチに隙間なく当てはめようとすると窮屈になってしまいますが、逆に決められたカタチの中でどれだけ自由に身体を遊ばせることができるかと考えれば、型の質ががらっと変わります。
稽古が終わると夕食。

この宿の食事は抜群に美味いんですよ。
おかげでお酒もすすみます(笑)
部屋に戻ってもみなさんすぐに手を取り合ってまた稽古が始まります。
熱心ですね~。
翌日はお昼まで稽古して、解散。
あっという間の一泊二日でしたがかなり濃密な稽古ができたんではないかと思います。
来年の合宿も非常に楽しみですね。