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柔術稽古日誌「質より量?」&11/30体験入門会

道場のシステムをチケット制から月会費制にしてから稽古への参加者が以前より増えました。
まあ、定額で好きなだけ稽古に出れるのですから、これは当然といえば当然の結果です。

5年前に道場を始めた時は、稽古場所が確実に確保出来ないという点と毎週稽古に来れない人も多いだろうということでチケット制にしました。

しかし今回の常設道場オープンに関係なく、ここ2年位の傾向としては週に1回ではなく2回、3回、それ以上に稽古に参加する方が非常に増えました。

柔術は沢山稽古さえすれば上手くなる、というほど単純なものではありませんが、実際に門人の成長ぶりを見ていて実感したのはやはり稽古を堅実に多く積み重ねた人は必ず結果が出てるということです。

私はもともと稽古に関しては量よりも質を重んじるし、目的のずれた稽古は百害あって一利なしとさえ思っています。

しかし、稽古の取り組み方も段階に応じて変化させていくことも必要なんだと思います。

例えば子供の頃に自転車にはじめて乗ろうとした時に、皆さんはどのように練習したでしょうか。

何度も転びながらひたすら繰り返し練習してやっと乗れるようになったと思います。
自転車を乗る練習の時に、一回一回べダルに乗せる足の位置、姿勢、力の入れ具合やハンドルの操作などを細かく考えて練習した人はほとんどいないと思います。

まず自転車に乗れるようになる。
質と量
この時点で必要なのは、質よりも量をこなすことなんです。

ただし柔術の稽古においてあまり極端に質or量?という二者選択になってしまうのも問題です。
どちらかに偏りすぎても稽古はうまくいきません。
質にこだわりすぎるとお互いに天井から目薬をさすような稽古になって身動きがとれなくなるし、量ばかりこなそうとすると動きが雑になってしまいます。

その人の稽古のレベルを考えながら質と量のバランスを保つことが大事です。

これを柔術では「質量保存の法則」と言いま・・・せんか。。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

11/30(日)合同体験入門会

通常は各クラスにて個別に体験入門に来ていただきますが、11月30日に合同体験入門会を馬橋道場で行います。
通常の体験入門よりもゆっくりと時間をとって柔術の技や稽古の雰囲気を味わっていただこうと思っています。

日程 11月30日(日)
場所 馬橋道場 馬橋駅西口徒歩30秒(千葉県松戸市西馬橋幸町12番地山口ビル2F) 

スケジュール
13時~14時30分 体験入門
14時30分~説明&入門手続き

※入門の強制はありませんので、入門をされない方は体験後、手続きをせずにそのままお帰りになって結構です。

参加希望の方はコチラのフォームよりお申し込みいただき
かならず「体験入門希望クラス&時間」の欄に「11/30合同体験入門会希望」とお書きください」

各クラスでの体験入門も受け付けておりますので、その場合もコチラのフォームよりお申し込みください。

募集枠10名→残り3名(11月15日現在)
※募集枠に達しましたら入門キャンペーンも終了いたします。

6 Comments

あんころころ紅の豚  

実のある稽古を受けたいだけ受けられる

八光流豊和会で気に入っているのは、その時々の自分の課題を自分でも認識出来、その課題に限定あるいは中心にして稽古できること。

特に最初は、基本的な稽古課題を提示され、その課題を自分が納得できるまで、週に3回でも4回でもしっかりと繰り返し稽古出来ること。

自分だけでは、気付けない所を、門人稽古仲間、師範がその都度フィードバックしてくれ気づく場と自力で乗り越えられるような手掛かり、ヒントを貰える質の高い稽古の場であること。

自分の都合に合わせて週に二回でも三回でも、4回でも、5回でも好きなだけ稽古が出来る。以前のチケット制の時とは異なり、月謝制となり、大助かり。

質と量を
兼ね備えた稽古が出来る。
私にとっては、またと無い有難い稽古会だ。
また、お互いに教え合い、学び合えるそんな門人仲間が集う場でも有る。
特に先輩門人そして師範も何人かおり、夫々にその人なりの持ち味で自分だけでは、気付けないことを気づくきっかけをもらえ、ニャンコ先生には、何時もドツボに効く、どんぴしゃりの指摘と稽古課題を提示して貰える。

その自分のレベルに合わせて指導してもらえることは誠に有難い。
自分で納得出来るだけ自分なりにやってみることも出来る。そしてドツボにはまってにっちもサッチモ行かなくなった辺りで、指導してもらえる。

ほぼ、個人指導的贅沢な時を過ごせる。

兎に角、繰り返しになるが、私にとっては、誠に有難い稽古会である。

笑顔でリラックスさせられて崩されると
実に気持ちも良い。新しく入門した女性が師範から教わった後受けをとったら、柔らかくふわっと崩され気持ち良く転がされた。
益々、八光流が面白く楽しくなった。

あと3名どんな門人が入門するのだろう?

でも、今度の体験会で、3名以上の参加申し込みの時は、早いもの順?
クジ引き、ジャンケン、それとも?


2014/11/16 (Sun) 10:57 | EDIT | REPLY |   

あんころころ紅の豚  

量から質的転換?

本日は、久しぶりの日曜日クラス

五月一日に入門以来、その時々の稽古課題は、変わるにしても、姿勢と落下する(転がる)ことを、練習してきた。また、十一月二日の道場開きでも、改めて自分の稽古課題を姿勢と落下に定め、稽古を続けてきて、ある程度の量をこなしてはきたが、中々、自分なりの質的転換が、出来ずに来た。相手を崩すこれまでとは違った感覚を瞬間的、一時的には、味わえても、その体感、実感が、自分自身のものとはならず、自分だけでは、再現が出来ないままであった。

しかしながら、本日は、最初は、姿勢、落下の稽古課題からはちょっと外れているかなと思っていた稽古課題だったが、その結果がもろに姿勢と落下の賜であるという事に気づくと共に新たな「落下が自ずと起こる姿勢」を体感し体験し、体得出来たかもと思えた。

これまでも、ちょっと違う感覚を捕まえたと思ったが、逃げ水のように逃げて行ってしまっていた。

しかし、本日はW師範からの教えとアドバイスで、これまでと全く違う感覚が得られた。

そのアドバイスが、今の自分にジャストフィットした。
これまでは、肩、肘を落下させることを一生懸命してきたが、良い姿勢さえ取れれば、後は、勝手に肩肘が落下して勝手に相手が崩れてくれる。

これまで以上に手応えのない手応えを掴んだ、そして、今回は、掴んだだけでなく、自分の感覚で、再現出来るプロセスも掴んだようだ。

さらにその感覚がそうかどうかのチェック法もいくつか教えてもらい自分でも、確認できた。

当然、これまで苦労してきたことが、嘘のようで、肘が意図せずとも落ち、結果として相手の先がとれ、相手が嘘のようにころっと転がってくれる。

一通り自分で、これまでやってきた稽古素材で、確認してみても大丈夫だった。最後に非常に繊細、華麗な、少しでも力みがあると全く効かないG夫人に受けてもらった。

持たれただけでも、やはり感触は違い、こちらの硬さが前面に出てしまい、受け止められてしまった。しかしその後、アドバイスをもらいながらやって見たら見事に柔らかさの壁を乗り越えられた。

来週の稽古まで、その感覚と姿勢をキープできるかが残された課題だが、今回は、自分の感覚とチェック法で、再現できそうな気がしている。

量から質への転換が少し図れたかも?!

2014/11/23 (Sun) 21:41 | EDIT | REPLY |   

あんころころ紅の豚  

姿勢と落下だが、やはり『笑うことが稽古』だ

力を使わず、思いと重さで、相手とつながり一体化し、相手と共にくつろぎ、重さの変化、重心移動で、より安定な楽なボジションになってもらう。
そのためには安心、楽な心持ちと笑顔、温顔になる。そうすると、自分の身体が、とろけられる。師範たちに受けてもらうととろけさせてくれる。ただし、姿勢を崩すのではない。姿勢は積み上がったまま、楽な状態、楽に動く。

だが、他の稽古仲間となるとそうは行かない、相手とぶつかり、突き当たり、一生懸命になればなるほど、相手を投げよう、転がそうと意図してしまい、その途端に自分の体は、固まり居つく。
ややもすると、そんな勘違いにすぐ陥ってしまっていた。

あくまでも、稽古は、自分がいかにリラックスし、笑顔と温顔でいられるか、姿勢も楽に、動きも継ぎ目なく楽に動ける心持ちを維持し、自分をとろけさせられるかだ。受けの時もいかにとろけられるかだと、思い直した。

突き当たり、相手とぶつかった時こそ、柔和な顔で滑らかに動けるように、相手に対して直接は何も操作しない事をする稽古だ。
接触面をいじらず、相手との関係性を穏やかに変えて相手に居心地良く動いてもらう。いやいや、勝手に関係性が変わるように自分がゆるりと動ける自分になる。

そのためには、間合いも、ある程度の緊張も必要。緊張がないとリラックスした感覚を伝えられない。
ただ、その落差をどれだけ柔和に微細に微小に微笑に出来るか。

なるほど、『笑うことが稽古だ』ということに思い至った。

2014/11/29 (Sat) 09:44 | EDIT | REPLY |   

あんころころ紅の豚  

質、量相互作用

最近は、型の練習をメインにするようになり、一通りの型通りの動きを覚えるのも、最初は苦手で大変。どちらかというと嫌だなー嫌いだと思いながらやっていた。

何度か繰り返すうちに身体が次第に覚えてくれ、自分でも嬉しくなったが、一方では、数をこなしながら、質も高める方向で、少し詳細にみなおしてみると以外と変な癖がある事に気づかされ、自分でも驚いた。

型をやるとどうしても力みやすくなり、固まりやすくなり、余計な動作が含まれている事に気づかされるというか、門人先輩、先生に注意されて気づく。

注意されると確かにと素直に思える。
それは、姿勢と落下をある程度しつこく稽古してきて、その時々でも思ってきたことだが、やはり基本に戻る。
触れ方、掴み方は、やはり型をやって初めてその意味、有り難味もわかってくる。

八光に開くという意味も次第に深まり、基本の方の意味と応用も広がる。
八光捕り、合気投げ、手鏡の中に色々な要素が含まれており、充分楽しめる。

奥が深く、面白くなってきた。
型稽古も、人間が動くと言うことを学ぶ非常に良い場だと思えるようになって来た。

矢張り、質と量は、大事!

八光捕りも、決して腕の話ではない、身体全体、リラックスと意識の問題ともなる。勿論基本的な手技、術理もあるが、如何に無理なく自然の動きが出来るか、余計なことを削いでいく練習だ。

受け手によって全く感覚が異なり、色々な人と稽古することが、面白い!

2014/12/12 (Fri) 11:34 | EDIT | REPLY |   

あんころころ紅の豚  

門人も多種多彩

本日は、豊和会本部道場の忘年会!

普段の稽古でもその人となりが出るが、八光流豊和会は、職種も、人柄もそれぞれユニークな人達で、本日の忘年会でも、和やかに和気あいあいと冗談と本音のコラボレーションで、普段の稽古以上に身につまされ、現在の自分の現状とレベルを知る良い稽古の場であった。楽しみ、親睦の場であった。

相手に対する敬意を失わず、突っ込むときには、遠慮なく突っ込み合える。先輩後輩門人、人間関係。

それがあってこそ普段の稽古も質の高い遠慮のない真摯な稽古が、出来る。

以前にも書いたが、私にとっては、またとない素晴らしい稽古環境である。

職歴、人生は、色々。
だからこそ自分の体験しないことを体験させてもらえる。

あっという間のフグ料理と飲み放題の2時間であった。

広沢先生はじめ、師範先輩、後輩門人もみんなみんな温かい。

ただ、それを実感できるのは、普段そうではない環境に置かれているからこそ実感しやすいのかもしれない。

それだけ受け入れる度量の広い、深い豊和会であることを、本日も実感できた。

水曜日からの稽古が、またまた、楽しみである。

2014/12/14 (Sun) 19:28 | EDIT | REPLY |   

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2014/12/18 (Thu) 08:27 | REPLY |   

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