柔術稽古日誌「楽しい稽古」
ざっと今年一年を振り返るとなんと言っても11月に新道場がオープンしたというのが大きな出来事でしたね。
道場のシステムも月会費となり稽古に出放題となった為、稽古の参加者もぐんと増えました。
今年は5月に道場から新師範が三人誕生したことも印象深いです。
師範になってからの半年間でこの三人は道場の誰から見てもかなり上達したと思います。
それは技術的な部分だけでなく指導の仕方や立ち居振る舞い全てにおいてなんとなく貫禄が付いてきた感じがします。
道場全体の門人数もかなり増え、一時的に入門の受け入れをストップもしましたが現在は道場も広くなったので多少余裕が出てきました。
それでも稽古の質を維持する為にも、入門者の制限はこれからもちょこちょこと行う予定です。
今年後半の昇段で高段者も一気に増え、稽古の中でもその人たちが初心者をリードする場面も多くなってきました。
その様子を見ていて面白いのが一人一人稽古の説明ややり方がバラバラというところ。
たまに高段者の門人が指導中に「この教え方で合ってますか?」なんて聞かれることもありますが、基本的に私はよほど的外れなことでもしていない限り何でもOKです。
むしろ指導の仕方が一人一人違う方が面白いと思っています。
私自身が稽古を指導するにあたって一番大事だと思っているのは「楽しんでもらう」ということ。
今日楽しかった、と思うから次の稽古に来てくれるんです。
次の稽古も楽しかったら、また次の稽古も来てくれるんです。
稽古って単純に言えばその積み重ねなんだと思います。
だから門人達も指導する時は、目の前の人が稽古が終わったあとに「楽しかったー」と言ってくれるような稽古をしてほしいなと思っています。
そうやって楽しい稽古さえ続けていれば、これからも八光流柔術豊和会の行く末は安泰に違いない。

えっ、ずいぶんと楽天家だねって?
いえいえ、私は楽転家ですから。
こんなしょーもないブログですが門人を始めブログをいつも読んでくれる皆様。
これからも引き続きよろしくお願いします。