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柔術稽古日誌「合掌落下」

腕の落下というのは原理そのものは単純なのだが実際に技として行うのは難しい。

一人で腕をバンザイしてそこから脱力して腕を落下させるのは誰でも出来る。
ところが自分の腕を軽く握られただけで全く出来なくなる人が多い。

さて、そんな腕の落下を身につけるための稽古として以下のような事をやってみました。

正面で片手を両手で掴んでもらい、掴まれた人は手を合わせて合掌をします(最初から最後までしっかり手のひらに意識を向けながら行ってください)。

次に合掌している手を顔の前位まですーっと下げていきます。
そして左右均等にバカッと手のひらを外側に開いて腕を放り出します
合掌落下
やってみると、掴んでいる相手は簡単に崩れていき、動かしている方も力感をほとんど感じないはずです。
うまくいったら今度は先ほどよりもっと相手にしっかりと力を込めて腕を握ってもらいますが同じようにやれば相手は簡単に崩れるはずです。


この稽古方法の重要なポイントは姿勢の維持と意識。

左右対象に腕を動かすので姿勢が崩れにくくなります。
慣れていない人は腕を脱力しようとすると上半身全部を脱力してしまう。
そうするとどうしても猫背になったり肩が傾いたりして姿勢が崩れてしまいますのでその矯正になります。

腕の落下は大きくわけて脱力のみの落下と意識を通した落下の二種類があります。

脱力のみの落下だと腕を身体から切り離してしまうのでスピードや方向などのコントロールが出来ません。

対して意識を通した落下ならばスピード、方向全てをコントロールしながら好きな方向に相手を落下させることができます。二股水

どちらの落下も自在に使いこなせる必要があるのですが、脱力のみの腕の落下が苦手な人の場合は、案外今回の合掌落下のように意識しながら落下させる方法の方がやりやすい場合も多いです。

落下の稽古もひとつだけでなく色々な方法で試してみるのも大事です。

今回の落下は初心者はともかくベテラン門人にはかなり細かい身体の使い方の要求もしているので、腕の落下は難しい、難しいと悩みながらやってます。

まあ、そうは言っても私も似たようなことでいつも悩んでいるわけですよ。


腕もブログも落とすのは難しい、ってね。



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新規入門受付終了のお知らせ

昨年11月の道場オープンから沢山の方の入門ありがとうございました。
新規入門の受付は本日1月31日でいったん終了します。
4月位に受け入れを再開予定です。
体験入門のお申し込みは本日中まででしたら受けします(体験入門日が2月以降でもOK)。


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ワークショップのお知らせ

身体をゆるめる古武術入門 ~挑まず逆らわず傷つけず」八光流柔術~


日時:2015年2月18日(水)19時15分開始(開場18:45)
場所:港区港南区民センター第二和室(JR田町駅・地下鉄三田駅 徒歩10分)
http://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/kumincenter/kumincenter/02.html
  旧監査法人芝浦本社に隣接した建物です。
参加者:どなたでも
参加費:500円
主催:トーマツリクリエーション倶楽部

詳細及び申し込みは下記サイトより行ってください。
http://kokucheese.com/event/index/260558/

ワークショップ特典!!
・2月より新規入門の受付は休止しますがWSに参加した方の道場への入門は受け入れします。
・WS参加者は入門料の1万円が半額の5千円になります。

| 稽古日誌 | 10:30 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

合掌落下と意識を通す稽古


落下のスピードは調節出来る。

意識を通すとは、決して指先、手先の話ではない。
姿勢を用いて地球からの自分の重さの反作用、結局は自分の重さを腕、手の重さとともに相手に流し続け、弛みなく、ぶれなく、気持ちよくしっかりと安心して、つながり続け、最初はこちらの重さで、崩しを誘導するが、そうすると相手がこちらに支えを求めて捕まって来る状態となるので、さらに緩めて、その支えをなくしてあげると、自分の重さで落下し始めるので、危なくないように相手の体が順序に床に着くように誘導、支援してあげる。支えるのも、緩めるのも自在に調節出来る様になるのが、意識を通すということの効能のようだ。足裏から掴まれている部分よりさらに先の手指につなげて、足からの、あるいは、丹田からの圧、緊張と緩みを相手に伝え、重さを流し続け、崩し続けてあげる。

つかみと突っ込みと落ち(なんでやねん)の感じ。

また、その際には、体全体の調和、バランスも大事!
意識が偏ると、身体のバランスもくずれる。
身体的には、上下左右のバランスが大事!

意識の偏り、滞り、あまりのやる気と途中の思考などは居着きの元。
均等に柔らかく、やさしい笑顔は成功の元。

(^_^)

争わない、
切れない、
優しく、
手、腕を差し伸べ、
捕まって貰い、
転がり始めた玉を自由に転がすように、
シャボン玉が壊れない様に吹いて誘導するように
相手を優雅に気持ちよく床に軟着陸させてあげる。

| あんころころ紅の豚 | 2015/02/04 05:16 | URL | ≫ EDIT

2015/02/05(木)馬橋道場での田端クラス 共存協働調和

本日は、いつもの会場が取れず、馬橋本部道場での稽古
広沢先生を含め4名での濃い稽古だった。

基本的には、合掌落下を用いた姿勢と適切な筋肉、身体、意識の状態を保ち流れる稽古だった。

・落下は落下であり、筋肉運動でも綱引きでもなく、下に落ちること。
そのためには、肩幅というか肘幅が大事!
何かうまいことをしよう、見せようと我欲が顔を覗かせると、てきめんに肩、肘を張って動きを止めてしまう。居着いてしまう。

上手く行かない場合、流れない場合は、我欲で、肩、肘を張っていると思え!
淡々とすべき事をする。

・小さい前習えー肩幅と間合い
肘幅が肩幅なら肩も素直に落下する。
肘を張ると肩も固まる。
そうならないために、まず、「小さい前習え」をしてみる。その肘幅を維持して肩を上げ下げしたり、肘を伸ばしたり、縮めたりして、肩肘張らない楽な動きを身体で確認し、身体に植え付ける。

・肘に体重を乗せる
次に、肘を直角に曲げて、上腕で、小さい前習えをした状態で、相手が掌を上に向けて差し出した手に、自分の肘を乗せる。
その肘に肩の力を抜いて腕の重さを乗せて、さらに姿勢を正して身体の重さを乗せて、さらに肩を楽にして肩の落下で、重さを相手に流し込む。

その時にどうしても、力で肩を下げようとしてしまう。そして、一方では、力で相手とぶつかってはいけないと言う思いで、相手を受け止めずに、相手の動き、重さをそらして、透かしてしまい、つながりを切って独り相撲を取ってしまう自分がいる。

そんな時に先輩門人のM氏の提供してくれた稽古課題で、眼から鱗が落ちた。

・紙(キビから)鉄砲の原理ー肩落下と肩(身体)の窮屈

片腕で、小さい前習えをして、その水平の前腕の先の手を、相手の手に何もしないで乗せておく。
相手は、その手をこちらの肩口に向けて少し斜め上に押し込んでくる。すると、肘が屈曲するとともに、肩がやや窮屈になり、少し上がる。
自分では何もしないが、これで相手からのエネルギー(重さ)をもらって、エネルギーが、充填された感じ。
すなわち、紙(キビがら)鉄砲で一つ目の
紙つぶてを竹筒に押し込んで、さらに二個目の紙つぶてを空気を圧縮して出来るだけ奥まで押し込んだ状態。奥の紙つぶてを棒で先に押し出せばポンと、先の紙つぶては、飛び出す。

それと同じで、押し上げられ、エネルギーが、充填した肩を、すっと解放し、落とすと、相手は、抵抗もなく崩れる。

この感じが自分には初めての感覚であり、なるほどと思えた。
もらったエネルギーを相手に返すだけ。

相手と切れず、そらさず、すかさず、反発せず、受け入れて、相手にエネルギーを注入してもらい、そのエネルギーを相手に対して解放する。

厭わず避けず、喜んで相手の重さ、力、圧を頂く。

その有難い感じで、身体ごとつながるとこれまでになく重さが相手につたわる。
肩も落下しやすく、肩の落下を肘、手首、手そして指先までと順次落下させる。それまで、肩で力んでいた感じが、足裏から身体の重さを相手に伝える感じになる。

言い表しがたいがこれまでにない体感。

・猫の手落下ー手、肘
さらに、違う観点からの落下の稽古ということで、ニャンコの手から、手首、肘をゆらゆらさせて、手の重さでニャンコの手を足と足の間(立ち)、膝と膝の間(座り)に、ニャンわりと楽に、ニャンと落とす。
ただしここでもどうしても、肘、肩を固めたヒンジ運動、ワイパーの動きで力んでしまい勝ち。しかし、やることはあくまでもニャンワリと手を落下させることです。

これでも、当たりも、手応えもなく相手は崩れてくれる。

・合掌落下ー指先、バランス
以上を元に再度、合掌落下をやってみると、力まず楽に落下出来、結果として相手も手応えも、歯ごたえもなく気持ちよく崩れて、倒れてくれる。

・意識、やる気もつながるためには、程々が必要

ただし、ニャンコの手であれ、合掌落下であれ、手、指への意識を動作の間、持続、維持するのとしないとでは大違い。意外と意識は、すぐに切れてしまう。力む必要は無いが意識を手さらに指に残しながら落下さらには相手に追随していくのも、身体に意識を向けるという良い練習になる。最初は、ゆっくり自分のみで意識を途絶えずに出来れば、掴まれても同じ。否、掴まれている方が、掴まれている所より先に意識を持って行く練習がしやすくなる。

さらに手指でなく本当に指先に意識を持って行き、ニャンコの手、肘、肩でクニャクニャと指先の重さで泳がせてやると相手が勝手に揺れ始め、好きなように相手を誘導できる。そうなれば崩すのもぶつからず楽にできるようになる。

・重さは、相手の踵からこちらの踵へ

さらにニャンコの肩甲骨にしておいて掴まれた手首はほっといて、肩甲骨から腕を自分の踵に落としてやると相手は抵抗のしようもなく崩れる。その際に相手の重さを感じて相手の踵につながり相手の重さを踵から引き出して自分の踵に落とすようにしてやると線(ライン)の感じを味わえるようになる。

以上より、一人相撲ではなく、相手の接触圧(引いたり押したり無意識にしている、揺れている動き)をもらい、肩でなく身体全体で受けて圧縮してそれを紙鉄砲の原理で相手に返す事も出来るし、相手の無意識の圧をもらっての落下も可能のようだ。

もらって落下、返して落下、いずれも落下。

これまでとは、異なる感覚を得られた濃密な稽古のひと時だった。

柔術は、決して一人相撲ではない、相手との共存協働調和が技となる。感じ?!

倦まず弛まず力まず相手を感じ、自分を感じ、愉しむ。

| あんころころ紅の豚 | 2015/02/07 00:29 | URL | ≫ EDIT

もらうう、窮屈になることからさらに

相手は、自分を写す鏡である。
ではあるが、自分も相手を写す鏡でもある。
相手が緊張している場合は、こちらが知らず知らず緊張しさらに相手を緊張させている場合もある。

相手がリラックスしていると自分の緊張、力みが自分に返ってくる。

腕のみのリラックスで、肘、肩から身体が固まっていると、特に下半身(しっかり立っている)が硬いと、自分が倒れる。

リラックスしたもの勝ち。

手先、腕先のみならず、身体全体が濃淡なく同様に楽でないと崩れる。

腕を預けただけで無く、肩、肩甲帯も預けられるかどうかで、しっかり、ギッチリ、握られた時、その真価が問われる。

リラックスした腕、肩、肩甲帯ながらも、身体と切れずに身体から落下すれば、相手は、付いて来てくれる。

稽古で、うまくやろうとして意識して、考え始まるとますますドツボにはまる。
何かをする演習ではなく。余計なことをしない稽古。相手から頂けるものは頂く、感じる稽古。

合掌落下から、紙鉄砲の原理の種々の稽古課題を練習に及んで、『勿体無い!』ことに気付いた。

稽古相手が流し込んでくれる落下、崩しを受ける時に、崩されたと思った瞬間、相手とのつながり、自分の身体内部の感覚、足裏の感覚も捨ててただ崩れていたことに気付いた。

先を捉えること、そしてライン(線)の感覚を得るためにも、腕肩甲帯のみならず、そこから足裏までの身体を通る感じをきちんと感じて、味わえば良いとやっと気付いた。

Gさんに両手首を掴んでもらいつながり、相手の足裏からラインを引き出して自分の足裏につなげて、相手との皮膚接触の圧をもらいそれを相手に返そうとする稽古で、返って自分の方が崩れてしまうということで、広沢先生に受けを取ってもらって、一言『肩までで止まっている』と、言われた。

それで、これまでのことを思い返してみた。入門してからの稽古で、手先から、肩、肩甲帯までの意識は、出来てきたが、身体から足裏へつなげての感覚を粗雑にしてきたことに思い至った。

それで、受けで崩れる時には、きちんと腕から身体を通して足元にきちんと流れを受け止めて感じて転がろうという思いにやっと至った。

次回からまたレベルの異なった稽古が、出来そうだ!

愉しみ、楽しみ!

| あんころころ紅の豚 | 2015/02/09 13:10 | URL | ≫ EDIT

落下で知る姿勢の意味

2015/02/12
本日の田端クラスは、K師範とM先輩も参加しての稽古となり、新規入門も加わり、お互いに教え教えられの中での稽古となった。

自分が教わったことを伝えることは、簡単なようで中々難しい。しかし、それでもやっていると不足しているところは、あんころ猫先生が指摘し、補完してくれる。すると何が足りなかったのか(何が余計か)が見えて来る。確かに説明不足のところもあるが、結局は基本に戻り、しち面倒臭い手順、工夫ではなくシンプルな過程を経るということになる。

部分の動きに拘泥するあまり、身体の向きがそっぽを向いてしまったり、姿勢がくずれたり。
一言で言うと姿勢である。身体の勢いをどこに向けるか。
視線が泳ぐだけでも、首を振るだけでも、やる気を出し過ぎても、それは、余計なことと改めてと実感された。

目下の稽古課題は、合掌落下から進展させて、片手をつかまれて少し相手に近づき肩の詰まり、相手からの圧力感じて、肩が窮屈になり自然に上がり、その肩を解放し、落下させて相手に返して相手を崩す稽古。

詰め寄る時にどうしても、自分で肩を上げたり、肘を曲げて、その圧を抜いて肩だけ上げて帳尻合わせてしまいがちである。
K師範と稽古して改めてと確認できた。そして、上げることが目的ではなくて、相手との間合いを詰めて、圧を高めておいて、そのエネルギーを解放して相手に伝えることであり、そんなに肩を上げる必要もないことに気付いた。実際に肩が上がるか上がらないかのほんのわずかでも良いことに。
そうしたら、楽になった。楽にしておいて、相手に持たれた前腕の角度位置を変えないように近づけば、肩に圧は必然的に加わり、上がる。上げる必要はない。上がる。

更にM先輩と稽古して、受けを取ってもらっているのに、重さをかけられ、こちらの方が崩れてしまう体験を通して、姿勢の大事さを身をもって知ることが出来た。
さらに、肩での紙鉄砲での圧を作るための間合いの詰め方から、さらにその圧を身体を通して足裏にかけるように間合いを詰めて貰って、踵から身体全体で、姿勢で相手を崩すことだと実感された。何度か身体を通して踵まで通してもらい、姿勢を伸びやかにして足元から身体全体で相手に返す体験をさせて貰うと、自分で間合いを詰めて、相手からの圧を身体全体で受けて踵につなげ、窮屈な感じ、圧縮される感覚を得ることが出来た。また、良い姿勢の意味が了解された。

それを実現するためには、身体全体が楽につながり抜けが無い身体の状態が必要。部分が抜けているとそこから圧は抜けるし、部分で頑張り固まるとそこで圧の流れは、滞る。
身体全体で濃淡なく柔らかくかつ弛みなく相手としっかり繋がった姿勢で楽に相手も、自分も地球とつながっていることが前提。そこでほんの少しだけでも間合いを詰めて圧を充填すれば、充分。
部分の圧はちょっとでも、身体全体では、チリも積もれば山となり、かなりの凄いエネルギー源。ただし決して小手先、部分で返さない。間合いを詰めたラインを崩さずにそのラインを感じてそのラインで身体全体で相手に返す。腕は落下、姿勢は伸びやかに!
重心もスムーズに移動!

イメージは、ホースの中の空気をギュッと圧縮してそれを放出する感じ。空気よりは、水をギュッと圧縮して放出したほうがエネルギーは大きいな!
そして、部分で極端な折れ曲がなく、自由度を保って柔軟に変形させてやれば色々な方向に放出出来そうだ。
さらに相手に触れてもらわないと間合い、圧が詰まらないかというとそうでもない。
自分の重さだけでも自分の身体全体の間合い、圧を詰めることも出来そうだ。

とにかく、やる事なす事全て面白く、あっという間に稽古時間は過ぎてしまう。
何がそんなに面白いかというと人のやるのを見ていても、自分がやって失敗してもその過程プロセスが感じられて面白い。失敗の瞬間のその前段階で、準備段階で、既に問題の種があることが実感される。稽古仲間が、ヒントをくれる。その準備段階が結局、基本の基本をしっかりクリアーしているかどうかのチェックが結構楽しい。
そして、やる前にある程度実際にやった際の感覚と結果も予測できるというか、身体が感じられるという瞬間もあり、ぞくっと嬉しい。

腕を持たれる際も、相手は色々なつかまえ方をしてくる。じっと一箇所で固定して持ち続けてくれる人。ずーっと引き上げ続ける人。重さを乗せ落とし続ける人。
それまでは、一々翻弄されていたが、姿勢を良くして、全て任せて、それぞれのエネルギーをもらい踵に流せば良い。

現時点での私の稽古課題は、姿勢、落下(重さの感覚、過速度変)、意識(濃淡、方向、バランス)、つながり(先、線)の妙だ!




| あんころころ紅の豚 | 2015/02/13 12:55 | URL | ≫ EDIT















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