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柔術稽古日誌「重さを感じる1」

柔術において力を抜くというのは基本中の基本だが、無意識にしている自分の緊張というのはなかなか気づくのが難しい。

では、どうやったらその緊張を脱力できるようになるか。

こんなことをやってみた。

手順は簡単で相手の両肩に帯をひっかけ、その帯の存在を両肩に感じたまま技をやってもらう。
帯の重さ
この状態で技をやってみると普段よりも相手が簡単に崩れます。

なぜ、そのようなことが起きるのか。

ポイントはいくつかあるが、今回特に強調したいのが帯の重さを感じるということ。


例えば肩に力を入れた状態で帯を肩にかけても、帯の重さはほとんど実感出来ない。

リラックスして力を抜いた状態で肩に帯をかけると帯の重さを感じることが出来る。


例えば帯が10キロくらいあるのなら特に何も考えなくても肩に乗せたとたんにズッシリと重さを感じることができるだろう。

ではもし帯が羽のように軽かったらかなり力が抜けていないとその重さを感じることは難しいだろう。

つまり軽いものほど重さを感じるのは難しくなる。

柔術では重さを感じる「感度」は軽ければ軽いほど良い。

例えばボールペンを手の上に乗せた時に「何も感じない」のか「重い」と感じるのか。

力がよく抜けていれば、ボールペン一本でも重さをしっかりと感じ取ることが出来るはずです。

ボールペンの重さ
身体がつねに緊張状態の人は重さを感じるセンサーが大雑把になっています。

そのセンサーが1キロずつしか感じるとこるが出来なければ1キロと1.2キロの重さの違いは感じないし、0.6キロは重さすら感じ取ることすら出来ない。

柔術ではこの重さを感じるセンサーをなるべく細かく精密にしたい。

イメージとしては何キロとかを計るヘルスメーターのようなものではなく、1グラムずつ計れるようなキッチンスケールが理想です。

柔術においてはそのグラム単位で感じ取れるような感覚は非常に重要とも言えます。

その感覚がなければ柔術の技はまさに「仏作って魂入れず」です。

クッキングスケール
ちなみに魂の重さは21グラムなんていう説が世の中にはあります。

自分の技に魂が入っているかどうか。

その差である21グラムを感じ取れるようになりましょう。





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