ブログパーツ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ぶらり柔術の旅~姜氏門内功武術研究会編~

*注意:この日記は一部フィクションを含みます。事実と違う部分があっても目くじらを立てずに、ましてや腹など立てずに読みましょう。


みなさんお待ちかねでした。
前回の日記が大変好評だったという夢を見たのでさっそく第二弾です。
今回のぶらり柔術の旅は、マイミクでもあるPOPOBEさんの「姜氏門内功武術研究会」編である。

場所は千葉県の市川。

そんな近くじゃ旅じゃねえだろ、と突っ込まれそうだがいやいや何をおっしゃるエチカさん。

そもそも旅とは何ぞや?

新幹線に乗ったら旅か?
一泊したら旅か?

旅というのは人それぞれに定義が違うのである。
わしの場合、近所のコンビニに行くときはいつも「ちょっと旅にでてくる」と言って出かける。
近所でも遭難の可能性が捨てきれない方向音痴のわしにしてみれば一歩ドアの外にでればすべて旅みたいなものなのである。

いや、そもそも人生は旅である。
そして人は人生を旅する旅人なのである。

目的のない旅もある。
目的があっても迷う旅もある。
人生いろいろ、あぁ、素晴らしき人生ぶらり旅。

付随的な理由としては、これを旅と言い切らないとこのシリーズものにならないという子供じみた大人の事情もあったりする。
いつからシリーズになったんだ?と言われる方もおるかもしれないが、この日記は最初からシリーズを前提にしていて、日本全国を柔術でぶらり旅するというのがコンセプトなのである。

そういう意味では2回目にしてえらい近場のぶらり旅になってしまったが、当分遠出の予定もないしシリーズ存続の為には多少の妥協は必要なのである。
いっそのこと今回は番外編という案も考えたのだが2作目にして番外編というのもいかがなものかと思いやめた。


さて、あまり前フリが長いとぶらり旅シリーズのファン(いるのか?)から苦情がきそうなので、そろそろ本文にはいろう。

場所は市川のとある場所。
なぜか、わしの嫁も同伴。
嫁は中国武術は初体験ということでやけに張り切っていた。
これ以上強くなってどうするんだ、と思いつつも今回はわしの秘書兼ボディガードということで参加してもらうことにした。


稽古時間は13時から18時30分という長丁場。

長いな・・・

わしの場合、医者に激しい運動(フルマラソンを全速力で走る、潜水を30分以上する、象を持ち上げる等)を禁じられているので、無理のないように、今回は15時過ぎに練習場所に行くことにした。

それでも長いと思ったけど、途中でトイレに20回位行けばあっと言う間に過ぎるだろう。

稽古場所に着き、POPOBEさんと挨拶。
早速わしのことを「八光流柔術の先生のあんころ猫さんです」と生徒さん達に紹介。
その場にいた生徒さん達がいっせいにわしに注目。

あぁ、視線が痛い。
どうせなら高貴の目で見て欲しいのだが、生徒さんたちのはどうみても好奇の目でわしを見ている。
やばい、すでにプレッシャーが・・・そろそろ一回目のトイレに行った方がよいかもしれない。


なにはともあれ中国武術の稽古スタート。
POPOBEさんのことだからマニアックな稽古をしていると思ったが予想以上だった。
型ただ繰り返すのではなく、ひとつひとつ用法を抜き出してそれを稽古しながら、身体の使い方をこと細かに修正していく。

で、この姿勢に対する要求がむちゃくちゃ厳しい。

肩胛骨を閉じろから、位置を変えずに足を内側に捻れとか、骨盤をもっと中に入れろとか、目を二重にしろとか、殆どミリ単位で修正してくる。

ヾ(- -;)おいおい、これらの要求はまるで逆立ちしながらスクワットしろと言っているようなものである。

昔から無茶なことばかり言う男だったが、ここまで無茶なことを言うとは思わなかった。


あまりにも出来ないわしを見かねてPOPOBEさんが自分の身体を触らせて説明する。

「肩甲骨が・・・こう、骨盤は・・・こう・・・」

おお、すごい!

昔から無茶なことばかりやっていた男だったが、本当にこんな無茶なことが出来るようになっていたとは知らなかった。

彼なら本当に逆立ちをしながらスクワットが出来るのかもしれない。

よくみると生徒さん達も、POPOBEさんの要求を少なからずちゃんとこなしているではないか。
むむむ、レベルが高いのだ。


そして稽古の途中でPOPOBEさんから「あんころ猫さん、ちょっと生徒達に柔術をレクチャーしてくれませんか」と言われた。

来た!

そんなことを言われるような気はしていたのだがPOPOBEさんをはじめ、生徒さん達のレベルをみた後では、わしのインチキ柔術をレクチャーするのは少々気が引ける。

「いや~、実は柔術の師範というのは嘘です」とでも言おうと思ったが生徒さん達はすでに目をきらきらさせてわしのレクチャーを待ちかねている。

ぴーんち!
肝の据わった人間ならここでピンチをチャンスに変えるんだろうけど、わしの場合はチャンスをピンチに変える方が得意だからな。

いっそのこと「わしと柔術と猫」というタイトルで講演でもしようかと思ったが、そういう冗談が通じるような雰囲気でもない。

しょうがない、なんとかやってみるか。
もし、技がうまく行かなかった時は、実は熱が40度あるとか、産後のひだちが悪いとか、ここは風水的によくないとか言っとけばなんとかなるだろう。

「えー、では本日は誰でも出来る一番難しい技をやりたいと思います」

くすっ

よし、笑った。
やっぱり何事も最初のつかみが肝心。
つかみなくして柔術なし、掴まなくては柔術なし。

というわけで定番の八光捕りを簡単にレクチャー。

一人ずつ手を取りながら教えていったのが人数が多いので時間がかかる。
わしがコマネズミのようにちょこまか動き回りながら手を取る姿は、名古屋での稽古の時と同じ状況である。

見かねたPOPOBEさんが技の実技は希望者だけに手を取ってもらいましょう、と助け船をだしてくれたので助かった。

わしって、基本的に技って直接手をとって教えたいんだよね。
それはわしのポリシーみたいなものだからなかなか曲げられない。
ましてそれが若い女の子が相手の場合は、絶対曲げない。

まあ、ぐだぐだと喋りながら、とりあえず引き算という考え方を説明しながら力を抜いた技を体験してもらった。

みなさんにも八光捕りをやってもらったのだが、上手。
力を込めて握ってもその緊張につられずにリラックスを保てる方が多いのは驚いた。

なるほど、みなさんダテに逆立ちしながらスクワットできているわけじゃないのねー。

そんなことをやっているうちに時間は過ぎ、わしのレクチャーは無事(だったと思う)終了。


稽古の後は、POPOBEさんや生徒さんたちとお食事。

POPOBEさんとは何しろ古いおつきあい。
学生時代の懐かしい話で大いに盛り上がりました。

あの頃の仲間で、いまでも変わらずに武術を継続している人はだいぶ少なくなったからね。

そういう意味ではわしもPOPOBEさんもなかなか貴重な生き残りの古株なわけだ。

しかし、古いという意味では同じはずなのに、POPOBEさんは天然記念物のように価値がでているのに、わしは使えなくなった中古家電みたいになってしまっているのはなぜなんだろう。

やはり、これはPOPOBEさんの「好きこそものの上手なれ」とわしの「下手な横好き」の違いなのかもしれない。

千里の道も一歩からとはいいますが、わしの場合下手すると最初の一歩から方向が間違っている可能性があるからな。

あぁ、まさに人生ぶらり旅。
わしの途中下車の旅はこれからも続くのであった。

| ぶらり柔術の旅 | 09:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ankoroneko.blog115.fc2.com/tb.php/68-0e47a386

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT