ぶらり柔術の旅~ma-pai☆ヒーリングとらいある~
*注意:この日記は一部フィクションを含みます。事実と違う部分があっても目くじらを立てずに、ましてや腹など立てずに読みましょう。
みなさんお待ちかねのぶらり柔術の旅の新作です。
今回は地元松戸市馬橋の「真南風(マーパイ)」で行われた柔術ワークです。
前回の市川でも近かったのに今度は徒歩5分の場所。
そこまで近いと旅じゃなくて散歩だろというつっこみがまた来そうですが、なんと言おうとこのシリーズはぶらり旅で通す予定です。
細かいことにこだわるのはよくありません。
千葉にあっても「東京ディズニーランド」、葛飾区にあっても「銀座アスター」、川崎にあっても「新宿中村屋」が許される世の中です。
徒歩5分の場所を旅と言い切ってもバチはあたらんでしょう。
もしバチがあたるとしたら先に東京ディズニーランドにあたるはずです(-""-;)。
だから、もし「東京ディズニーランド」が「千葉ディズニーランド」に変わったならわしも「ぶらり柔術の旅」を「ぶらり柔術散歩」に変えてもいいです。
なんだったら「ぶらり千葉ディズニーランド」にしてもいいです。
さて今回は、5月31日、真南風(マーパイ)で「ma-pai☆ヒーリングとらいある」というイベントが行われ、1部が柔術、ヒーリングヨガ、気功整体の3本立てのワークとなっており、わしはトップバッターとして講師をやらせてもらいました。
それぞれのワークの申し込みは別々ですが、時間も短く参加費もお手頃なので3本続けて受けるというかたも多かったようです。
柔術の単独のワークだったら参加者がいなくて当日は一人でエア柔術でもやる覚悟をしていたので、これはラッキーだった。
最終的には柔術のワークには7名の奇特な方が申し込んでくれました。
ほんのわずかでも柔術に興味と期待を持っていただいたことに感謝の念と疑心暗鬼とプレッシャーを隠し切れません。
参加して頂いた方の興味と期待を裏切らないためには、ワークをしないで帰ってもらうのが最善の方法なのだがそれだと詐欺だと言われてしまうかもしれない。
といっても、わしのワークは受けた後でも詐欺だと言われるのでどちらにせよ結果は同じだ。
それなら迷ってもしょうがないと、腹を決めてワークをすることにした。
まずは、ご挨拶。
「みなさん、今日はワークに来ていただきありがとうございます」
「ヨガや気功を受けるついでに時間つぶしに柔術を受けようと思った皆様、大正解です。」
「寄席でも大体最初は前座が出てきて、その後二つ目、真打となるわけですが、この柔術は前座ですから場慣らし程度に思っていただければ幸いです」
「うっかり柔術ワーク期待するとがっかりする可能性が大です。賢い皆様は前座なんかには期待せず、この後のヨガや気功整体に期待してください。」
「そして今回、柔術だけに参加されるという方、あなたはラッキーです。幸いこの柔術ワークがどんなにひどいものでも他のワークと比較せずにすみますので、この柔術ワークが今日一番面白いワークだったと思い込んで帰ることができます。」
「万が一、つまらないと思ってもその後のヨガや気功はもっとつまらないから受けなくて良かったと思っておけばきっとがっかりすることもないでしょうし腹も立ちません。何事も思いこめばなんとかなるものです」
話しながら参加者の反応を見てみる。
目はつぶっていないからとりあえず寝てはいないようだ(ーー;)。
さて、今回のワークはなんと45分というショートタイム。
通常のワークは2時間ほどなので時間配分が難しい。
いつものペースで進めていくと最初のお話だけでワークのほとんどが終わってしまう。
仕方ないので、今回はお喋りを控え、ついでの技の出来も控えながらワークを進めた。
最初は誰がなんと言おうと定番の八光捕り。
ただし、今回はタイムリミットが早いのでいつもよりも手早く説明&体験してもらった。
わしが技をやりながら説明するのだが、参加者は初めての感覚を理解しようと質問をしてくる。
「力でやると、動かないでしょ。でもこうやって力を抜くと、ほら動く」
「それは力じゃないのですか」
「はい、力じゃありません」
「普通とは違う別の力なんですね」
「いえ、力を使わないから動くんです」
「力を使わなかったら動かないと思うんですが」
「力を抜いたまま動くんです」
「それは力でしょ?」
とまるで鶏と卵みたいな迷宮ループのようなやりとりを繰り返す。
まあ、日常の身体の使い方とはかなり違うので最初は誰でも戸惑うものです。
わしなんかもいまだに戸惑ってますから。
柔術の難しいのは、理論がわかるから技ができるのではなく、技ができるから理論がわかるという点。
たとえば自転車に乗る場合は、左右の重心がどっちとか、どの角度でどのくらいの力で押すとか理屈で聞いただけでは乗れるようにならないよね。
現実に自転車の乗ろうとしている人だって、理屈で納得してから自転車に乗るわけでもなく、とにかく乗って練習していつのまにか乗れるようになるわけだ。
柔術も同じように「まずはやってみましょ。できるようになればわかりますよ」という世界なんだよね。
まあ、それでもまったくマニュアルがないんじゃ不親切だから柔術は多少無理矢理でも感覚を言葉にして説明しているわけだ。
身体感覚というのは言葉にできない部分が多いんだよね。
小田和正も歌ってるでしょ「こと~ばに~できぃ~ない♪」って。
この歌が実は柔術のことを歌った曲ということは知らない人が多い、きっと小田和正も知らないだろう。
ワーク参加のみなさん、ノリが良かったのでボケとツッコミにかなりの時間を割いてしまい、具体的な技は2、3手しか出来なかった。
予定では50手ほどやるつもりだったのだが、ちょうどワークが始まった瞬間に47手ほど忘れてしまったのでちょうど良かった。
力の抜き方を説明しながら、わしは手を抜き、気を抜き、なんとか時間ちょうどぐらいにワークを無理やり終了。
なんだか尻切れトンボな終わり方だったような気がするが尻切れトンボじゃない終わり方をしたことがないのでいつも通りである。
無事に終わったことにホッとしたら、参加者の皆さんも終わってホッとしたような顔をしていたのが印象的である。
柔術ワークの後のヒーリングヨガと気功整体にもわしは参加者として出た。
思ったとおり素晴らしいワークだった。
3本のワーク全部を出た人は柔術ワークでがっかりしても、後の2本のワークを受けたことできっと満足できただろう。
柔術のワークだけを出た人は・・・ねがわくば、この日記を読まないことを願っている。
みなさんお待ちかねのぶらり柔術の旅の新作です。
今回は地元松戸市馬橋の「真南風(マーパイ)」で行われた柔術ワークです。
前回の市川でも近かったのに今度は徒歩5分の場所。
そこまで近いと旅じゃなくて散歩だろというつっこみがまた来そうですが、なんと言おうとこのシリーズはぶらり旅で通す予定です。
細かいことにこだわるのはよくありません。
千葉にあっても「東京ディズニーランド」、葛飾区にあっても「銀座アスター」、川崎にあっても「新宿中村屋」が許される世の中です。
徒歩5分の場所を旅と言い切ってもバチはあたらんでしょう。
もしバチがあたるとしたら先に東京ディズニーランドにあたるはずです(-""-;)。
だから、もし「東京ディズニーランド」が「千葉ディズニーランド」に変わったならわしも「ぶらり柔術の旅」を「ぶらり柔術散歩」に変えてもいいです。
なんだったら「ぶらり千葉ディズニーランド」にしてもいいです。
さて今回は、5月31日、真南風(マーパイ)で「ma-pai☆ヒーリングとらいある」というイベントが行われ、1部が柔術、ヒーリングヨガ、気功整体の3本立てのワークとなっており、わしはトップバッターとして講師をやらせてもらいました。
それぞれのワークの申し込みは別々ですが、時間も短く参加費もお手頃なので3本続けて受けるというかたも多かったようです。
柔術の単独のワークだったら参加者がいなくて当日は一人でエア柔術でもやる覚悟をしていたので、これはラッキーだった。
最終的には柔術のワークには7名の奇特な方が申し込んでくれました。
ほんのわずかでも柔術に興味と期待を持っていただいたことに感謝の念と疑心暗鬼とプレッシャーを隠し切れません。
参加して頂いた方の興味と期待を裏切らないためには、ワークをしないで帰ってもらうのが最善の方法なのだがそれだと詐欺だと言われてしまうかもしれない。
といっても、わしのワークは受けた後でも詐欺だと言われるのでどちらにせよ結果は同じだ。
それなら迷ってもしょうがないと、腹を決めてワークをすることにした。
まずは、ご挨拶。
「みなさん、今日はワークに来ていただきありがとうございます」
「ヨガや気功を受けるついでに時間つぶしに柔術を受けようと思った皆様、大正解です。」
「寄席でも大体最初は前座が出てきて、その後二つ目、真打となるわけですが、この柔術は前座ですから場慣らし程度に思っていただければ幸いです」
「うっかり柔術ワーク期待するとがっかりする可能性が大です。賢い皆様は前座なんかには期待せず、この後のヨガや気功整体に期待してください。」
「そして今回、柔術だけに参加されるという方、あなたはラッキーです。幸いこの柔術ワークがどんなにひどいものでも他のワークと比較せずにすみますので、この柔術ワークが今日一番面白いワークだったと思い込んで帰ることができます。」
「万が一、つまらないと思ってもその後のヨガや気功はもっとつまらないから受けなくて良かったと思っておけばきっとがっかりすることもないでしょうし腹も立ちません。何事も思いこめばなんとかなるものです」
話しながら参加者の反応を見てみる。
目はつぶっていないからとりあえず寝てはいないようだ(ーー;)。
さて、今回のワークはなんと45分というショートタイム。
通常のワークは2時間ほどなので時間配分が難しい。
いつものペースで進めていくと最初のお話だけでワークのほとんどが終わってしまう。
仕方ないので、今回はお喋りを控え、ついでの技の出来も控えながらワークを進めた。
最初は誰がなんと言おうと定番の八光捕り。
ただし、今回はタイムリミットが早いのでいつもよりも手早く説明&体験してもらった。
わしが技をやりながら説明するのだが、参加者は初めての感覚を理解しようと質問をしてくる。
「力でやると、動かないでしょ。でもこうやって力を抜くと、ほら動く」
「それは力じゃないのですか」
「はい、力じゃありません」
「普通とは違う別の力なんですね」
「いえ、力を使わないから動くんです」
「力を使わなかったら動かないと思うんですが」
「力を抜いたまま動くんです」
「それは力でしょ?」
とまるで鶏と卵みたいな迷宮ループのようなやりとりを繰り返す。
まあ、日常の身体の使い方とはかなり違うので最初は誰でも戸惑うものです。
わしなんかもいまだに戸惑ってますから。
柔術の難しいのは、理論がわかるから技ができるのではなく、技ができるから理論がわかるという点。
たとえば自転車に乗る場合は、左右の重心がどっちとか、どの角度でどのくらいの力で押すとか理屈で聞いただけでは乗れるようにならないよね。
現実に自転車の乗ろうとしている人だって、理屈で納得してから自転車に乗るわけでもなく、とにかく乗って練習していつのまにか乗れるようになるわけだ。
柔術も同じように「まずはやってみましょ。できるようになればわかりますよ」という世界なんだよね。
まあ、それでもまったくマニュアルがないんじゃ不親切だから柔術は多少無理矢理でも感覚を言葉にして説明しているわけだ。
身体感覚というのは言葉にできない部分が多いんだよね。
小田和正も歌ってるでしょ「こと~ばに~できぃ~ない♪」って。
この歌が実は柔術のことを歌った曲ということは知らない人が多い、きっと小田和正も知らないだろう。
ワーク参加のみなさん、ノリが良かったのでボケとツッコミにかなりの時間を割いてしまい、具体的な技は2、3手しか出来なかった。
予定では50手ほどやるつもりだったのだが、ちょうどワークが始まった瞬間に47手ほど忘れてしまったのでちょうど良かった。
力の抜き方を説明しながら、わしは手を抜き、気を抜き、なんとか時間ちょうどぐらいにワークを無理やり終了。
なんだか尻切れトンボな終わり方だったような気がするが尻切れトンボじゃない終わり方をしたことがないのでいつも通りである。
無事に終わったことにホッとしたら、参加者の皆さんも終わってホッとしたような顔をしていたのが印象的である。
柔術ワークの後のヒーリングヨガと気功整体にもわしは参加者として出た。
思ったとおり素晴らしいワークだった。
3本のワーク全部を出た人は柔術ワークでがっかりしても、後の2本のワークを受けたことできっと満足できただろう。
柔術のワークだけを出た人は・・・ねがわくば、この日記を読まないことを願っている。